相田 みつをの名言集
2014/04/05
相田 みつを(あいだ みつを、本名:相田 光男、1924年5月20日1991年12月17日)
詩人・書家。相田みつを美術館館長の相田一人は長男
栃木県南西部の足利市に生まれる。栃木県立足利高等学校 栃木県立足利中学校卒業後、歌人・山下陸奥に師事。1942年に曹洞宗高福寺の武井哲応老師と出会い、在家しながら仏法を学ぶ。1943年に書家である岩沢渓石に師事、全国各地で展覧会を開催。1991年12月17日、足利市内の病院で、脳内出血により永眠する(満67歳没・享年68〈数え年〉)。
相田みつを美術館の項を参照。
にんげんだもの(1984年)
一生感動一生青春(1990年)
じぶんの花を(2001年)
カレンダーと合わせ、800万部以上の売り上げを残している。
相田みつをが専業の書家として独立できた背景には、足利を代表する須永花火など数社を有する須永グループ代表の須永昇がパトロンとしてまだ無名だった相田の作品を、展覧会の度に購入して活動を支えていたことがある。現在も須永家では相田の作品を数多く所蔵し、一部は相田みつを美術館に寄贈、須永コレクションとして展示されている。
- ともかくも 生かされてきて 命あり
- 人間はねぇ 自分よりも人のほうがよくなると おもしろくねんだなぁ 人間のわたし
- 夢はでっかく 根はふかく
- 金が人生のすべてではないが 有れば便利 無いと不便です 便利のほうがいいなあ
- 自分の後ろ姿は 自分じゃ見えねんだなあ
- がまんをするんだよ がまんをするんだよ くやしいだろうがね そこをがまんをするんだよ そうすれば 人のかなしみやくるしみがよくわかってくるから
- あれもほしい これもほしい ああなりたい こうなりたい 欲望いっぱいのこの自分 そういう自分の運転手は自分
- 一生勉強 一生青春
- セトモノとセトモノとぶつかりっこするとすぐこわれちゃう どっちかやわらかければ だいじょうぶ やわらかいこころセトモノとセトモノとぶつかりっこするとすぐこわれちゃう どっちかやわらかければ だいじょうぶ やわらかいこころを 持ちましょう
- うばいあえば足らぬ 分け合えば余まる
- 他人の物指し 自分のものさし それぞれ寸法がちがうんだな
- 七転八倒 つまづいたり ころんだり するほうが 自然なんだな にんげんだもの
- 人の為と書いて偽りと読むんだよなー
- けれど けれどで なにもしない
- なんでもいいんだともかく一生懸命やってみることだ いのちがけでやってみることだそうすれば 人間の不完全さがよくわかる 自分の至らなさが骨身に沁みてよくわかる 頭でなくてからだ全体でよくわかる
- にんげんはねぇ どんな人でも人それぞれに悩みや苦しみをいっぱい抱えて生きているんだね ほとけさまにもいえないような悩みと苦しみをね
- 気が小さくて臆病で人のこと気になって三日もねむれぬこともある おだてられればいい気になるし わるくちいわれりゃ腹立つわたし 物欲色欲名誉欲 人間はねぇ欲望のかたまりだな 人間のわたし
- あのねぇ 財産 肩書き 地位 名誉 その他 自分についている誇り高き飾り物をみんな落としてすっぱだかになってごらん 人間としての本当の自分がわかるから
- わかってたまるか 人に踏まれてばかりいる 雑草のくるしみが
- あなたがそこにただいるだけで その場の空気が明るくなる あなたがそこにただいるだけで
- アノネ 人間にとって一番大事なものはなにか?そこを原点として考えてゆけば
- ビリがいるから1位がいる
- 使ったところが強くなる 頭でもからだでも その反対 使わぬところは
- 身近な人の死に逢うたびに 私は人間の命のはかなさにガクゼンとします この世に人間として生きている尊さを骨身にしみて感じるとき 私には仕事への闘志が湧いてきます
- どうでもいいものは どうでもいいんだよ いちばん大事なことに 一番大事ないのちをかけてゆくことだ
- うまれかわり死にかわり 永遠の過去のいのちを受け継いで いま自分の番を生きている それがあなたのいのちです それがわたしのいのちです
- うそはいわない 人にこびない 人のかげぐちはいわぬ わたしにできぬことばかり
- 人間追いつめられてはじめて本音を吐く その時どんな本音を吐くかそれが大事
- アノネ かんのんさまがみていてくれるよ なにもかもみんな承知でね かんのんさまがみていてくれるよ いいわけやべんかいなんかしなくてもね かんのんさまがちゃんとみていてくれるよ
- 弱きもの人間 欲深きもの人間 偽り多きもの人間 そして人間の私
- 途中にいるかぎり中ぶらりん 底まで落ちて足が地に着けば 本当に落ち着く
- よくまわっているほどコマはしずかなんだな
- 道は一本 単純でまッ直ぐがいい 何かを欲しがると 欲しがったところが曲がる 道は一本まっすぐがいい
- おさいせん 百円玉一つ ぽんと投げて 手を合わす おねがいことの多いこと
- 後じゃできねんだよなあ 今のことは 今しかできぬ
- やりなおしが きかねんだなぁ 人生というものは
- アノネ ひとのことじゃないんだよ じぶんのことだよ
- 外灯というのは 人のためにつけるんだよな わたしはどれだけ 外灯をつけられるだろうか
- どんなぐちでも気持ちよく聞いてくれる人 その人はあなたにとって大事な観音さまだ
- アノネ、がんばんなくてもいいからさ、具体的に動くことだね。
- 昨日までの自分を否定し 今日の自分に生きる 今日新たに生まれ変わる
- 強がりなんかいうことないよ やせがまんなどすることないよ だれにえんりょなんかいるもんか 声をかぎりに泣くがいい ただひたすらになけばいい
- あのときのあの苦しみも あのときのあの悲しみも みんな肥料になったんだなあ
- めしを喰って静かに息をついていたら いつの間にか日が暮れて 気がついた時は墓場の中
- 無理をしないで なまけない 私は弱い人間だから
- 自身はなくてうぬぼればかり はずかしい はずかしい
- 子供に一首 どのような道をどのように 歩くともいのちいっぱいにいきてればいいぞ
- 人生の的 ふたつあったらまようよな ひとつならまようことがない 人生の的はひとつがいい
- 歩くから道になる 歩かなければ草が生える
- 正直者は ばかをみる だからといってうそばかりも通らない 世の中単純じゃねんだよなあ
- かんのんさまは どうして こんなにしずかなの かなしみに たえた人だから どうしてこんなに やさしいの ひとの世の くるしみに 一番泣いた方 だから
- やり直しのきかない人生 待った無しの命
- 枯れたすすきがまだ美しいのは いのちいっぱい一生けんめいに生きてきたからだ
- 自分が自分にいやになるとき 金がほしいのにほしくないようなふりをするとき
- 「自分の花」 名もない草も実をつける 命いっぱいに自分の花を咲かせて
- あなたの心がきれいだから 何でもきれいに見えるんだなあ
- 因も変り 縁も変る なにもかも みんな変ってゆくんだね 人間関係も変ってゆく世の中 無常だから
- うつくしいものを美しいと思える あなたの心が美しい
- あなたにめぐり逢えて本当によかった 一人でもいい 心からそう言ってくれる人があれば
- だれにだってあるんだよ ひとにはいえないくるしみが だれにだってあるんだよ ひとひはいえないかなしみが ただ だまっているだけなんだよ いえばぐちになるから
- 土の中の水道管 高いビルの下の下水 大事なものは表に出ない
- 体験してはじめて身につくんだなぁ
- おだてられればいい気になるし わるくちいわれりゃ腹たつわたし
- みかんには みかんの味があり りんごには りんごの美しさがある しあわせは いつもじぶんのこころが きめる
- ともかく具体的に動いてごらん 具体的に動けば具体的な答えが出るから
- なんにも欲しがらぬときが 一番強い
- 考えてばかりいると 日が暮れちゃうよ
- 悲しいときは全身で悲しみ 嬉しいときには手放しで喜ぶ そういう人間で私はありたい
- おたがいになぁ 不完全 欠点だらけの にんげんですがね
- 我慢をするんだよ 我慢をするんだよ 悔しいだろうがね そこを我慢するんだよ
- 負ける人のおかげで 勝てるんだよな
- 毎日毎日の足跡が おのずから人生の答を出す きれいな足跡には きれいな水がたまる
- いいことは おかげさま 悪いことは 身から出たさび
- かねかねかねと金追いかけても 行きつくところは一体どこなの?
- ボロは初めに見せておけ そうすればいつでも天下泰平だ
- 待ってもむだなことがある 待ってもだめなこともある 待ってもむなしきことばかり それでもわたしはじっと待つ
- 慣れるな なれるな どんなことにも慣れるな 慣れると感動がなくなるから
- あのねぇ どんなに上手なべんかいをしてもね べんかいはやっぱり べんかいなんだよなぁ
- にんげんはねぇ 人から点数をつけられるために この世に生まれてきたのでないんだよ にんげんがさき点数はあと
- 身からでたサビだなあ 身に覚えがあるよ
- 転んだっていいじゃないか。人間だもの。
- これでいいということはないが これが今の私の精一杯の姿です
- そのうち そのうち べんかいしながら 日がくれる
- アレもコレもほしがるなよ
- 雨の日には雨の中を 風の日には風の中を
- 琴の糸 張りすぎてもダメ たるんでもダメ ちょうどいいあんばいのときに ちょうどいいあんばいの音が出る
- ぐちをこぼしてゆくんだね なみだをながしてゆくんだね だれにも気がねはいらぬから えんりょしなくていいんですよ ぐちをこぼしてゆくがいい なみだをながしてゆくがいい
- いいですか いくらのろくても かまいませんよ たいせつなことはね いつでも前をむいて 自分の足で自分の道を歩くことですよ いいですか どんな大事なものでもね 荷物はみんな捨ててくださいよ 自分のからだも 捨てるんですからね
- あんなにしてやったのに「のに」がつくとぐちがでる
- にんげん 一番いやなことは じぶんがじぶんにうそをいうときだ
- 人里はなれた 谷間の白百合の花は 誰にも見てもらえないのですが 少しのかけ引きもなく 精一杯の美しさで咲いています
- いまはなんにも いわないほうがいい 語らないほうがいい つらいだろうが 黙っているほうがいい いえばべんかいになるから
- できない約束はしないことだな
- なみだで あらわれるたびに まなこがふかくなり うれいがふかくなる