寺山 修司の名言集

2014/03/19


TERAYAMA SHUUJI

てらやま しゅうじ、1935年12月10日 - 1983年5月4日

日本の詩人、歌人、俳句 俳人、随筆家 エッセイスト、小説家、評論家、映画監督、俳優、作詞家、写真家、劇作家、演出家など。演劇実験室・天井桟敷 (劇団) 天井桟敷主宰

言葉の錬金術師の異名をとり、膨大な量の文芸作品(小説・エッセイ・評論・戯曲・シナリオなど)を発表。
その一方で、映画・演劇なども幅広く手掛けた。
競馬への造詣も深く、『ユリシーズ』(船橋競馬場所属)という競走馬の馬主になるほど。
メディアの寵児的存在で、新聞や雑誌などの紙面を賑わすさまざまな活動を行なった。

  • 夢は現実の欠落を埋めあわせるためにではなく、現実の水先案内人としてあるべきだ。
  • ぼくは政治主義がきらいで、革命が好きである。
  • 人はだれでも「帰りたい」と思いながら、しかし「帰る」ということが想像力のなかの出来事でしかないことを知るようになるのである。
  • 偶然はつねに美しい。
  • 「女は、みんな子守唄をうたいたいとです。子守唄んきらいな女はおらん。それは、体のなかの深い流れんようなもん、運命のごっつもんです」
  • 「見るという行為は、人間を部分的存在にしてしまう。もし、世界の全体を見ようとしたら目をとじなければ駄目だ」
  • 世界は、これほど謎にみちあふれているのに、探偵小説家たちが、また新しい謎を作り出そうとするのはなぜだろうか?
  • 人間の体ってのは「言葉の容れ物」にすぎないし、出し入れ自由である。
  • 「苦痛から逃れようとするから駄目なんだ。苦痛に救いを見出だすこと……それだ」
  • うしろ手に春の嵐のドアとざし青年は已にけだものくさき
  • 成ろう成ろうとしながら、まだ言語になっていないものだけが、ぼくを変える。言うことは経験だが、言葉はただの軌跡!
  • 「殺しも芸のうちだからな。近頃の戦争のように、死人を量産すると、どうしても一つ一つの死が粗雑になっていけない。世の中がいくら合理化しても、せめてひと殺し位は昔ながらの、手仕事のよさを残しておきたいもんだと思うねえ」
  • ひとはだれでも、実際に起こらなかったことを思い出にすることも、できるものなのです。
  • 「引き算がさみしいのは だんだん数が減ってゆくことだよ」
  • 片想いはレコードでいえば、裏面のようなものです。どんなに一生懸命うたっていても、相手にはその声が聞こえない。
  • 「たかが言葉で作った世界を言葉でこわすことがなぜできないのか。引き金を引け、言葉は武器だ!」
  • 戦争の本質は、実は少年たちの「戦争ごっこ」の中に根ざしている。十歳や十五歳の少年が、戦争ファンであるあいだ戦争はなくならない。少年たちが成長するように、彼らの「戦争」もまた成長してゆくのだから。
  • この世でいちばん遠い場所は自分自身の心である。
  • 「理想をもった政治ほど、有害なのだ」
  • 「思い出って嫉妬ぶかいものよ。これから思い出したりなんかすると、たちまち過去が復讐しにやってくるんだわ」
  • 地上は限りない戦いのために見えない血であふれています。


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