イビチャ・オシムの名言集

2014/03/21


Ivica Osim、Ивица Осим

イビチャ・オシム(Ivica Osim、Ивица Осим、本名 イヴァン・オシム, Иван Осим、1941年5月6日)

ユーゴスラビア(現・ボスニア・ヘルツェゴビナ)のサラエヴォ出身のサッカー選手、指導者。愛称はシュワーボ。なお、より原音に忠実な表記はイヴィツァ。

旧ユーゴスラビア代表の最後の監督であり、日本でもジェフユナイテッド市原・千葉、日本代表で監督を歴任するなど、世界各国で豊富な指導歴を持つサッカー指導者である。

  • 残念です。本当に残念です。こんなチャンスはめったになかったんです。 2010南アW杯 パラグアイ×日本 試合後の中継でのコメント(文藝春秋「オシム@愛と勇気」)
  • (誤審対策としてのビデオ判定導入について)人間の目に限界があるならば、テクノロジー(科学技術)に頼ることも悪くない。どこで使うかという議論を入念にすれば、問題はないはずだ。(文藝春秋「オシム@愛と勇気」)
  • 優勝候補とか、ビッグスターのいる国とか、それは実はメディアが作り上げた虚像に過ぎなかったということ(文藝春秋「オシム@愛と勇気」)
  • 「リスクを負わない者は勝利を手にすることができない」が私の原則論である。(角川書店「考えよ!」イビチャ・オシム)
  • 視聴者がおそらく見えていないであろうことに、注意を喚起するコメントを意識した。 2010南アW杯終了後のオシムさんのつぶやき(文藝春秋「オシム@愛と勇気」)
  • 日本は監督の輸出国を目指すべきだし、選手より、監督に「海外組」が現れる方がよほど私はうれしい。日本サッカーが本物になった証しにもなる。(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • 自分がそうではないのに、選手にだけ100パーセントを要求することはできない。(中略)ただし、私は少々長生きしすぎたので、自分の経験を自分の息子たちだけでなく、他の子供たちにも伝えたい。(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • 私にとって重要なのは、代表に選ばれていることを(選手に)自覚してほしいということ。その一員であることに誇りを持つことが大事だ。(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • 人間的にポジティブで信頼され、チームの方向性を示すのが、本物のリーダである。そして、そのリーダーは、チームによって選ばれなければならない。(角川書店「考えよ!」イビチャ・オシム)
  • サッカーにおける「スピード」とは何か。それは、相手選手より速く走ることだけを意味してはいない。スター選手の中には足の遅い選手もいる。 (角川書店「恐れるな!」イビチャ・オシム)
  • ピクシーことドラガン・ストイコビッチから、「名古屋グランパスの選手が、敗戦の後や満足のいく仕事をできなかった後でも、まるで何もなかったような態度でいることが理解できない」という感想を聞いたことがある。(角川書店「考えよ!」イビチャ・オシム)
  • いいチームとは、実は、大きな集合体(ビッグユニット)における、小さな集合体(スモールユニット)が、やるべき仕事を確実にミスなく成し遂げているチームなのだ。(角川書店「考えよ!」イビチャ・オシム)
  • ピッチで指示を待ち続けていたら、試合には負けてしまう。私が望んだのは、対戦相手のことを考え、敵にとって危険な地帯へ進入していくプレーだ。(角川書店「考えよ!」イビチャ・オシム)
  • ご存知かもしれないが、監督時代の私は、PK戦になるとロッカーへ引っ込んでいた。 (角川書店「恐れるな!」イビチャ・オシム)
  • サッカーは段階を踏んで進歩していかないといけない。走ること、戦術、すべての面でそうだ。(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • サッカーは技術だけではなく、何かを感じる感覚-遠くを見たり、位置関係やタイミングを計る目、チャンスやピンチになりそうだと嗅ぎつける鼻-そういうものが大事だ。それを育てるためにはまわりの援助が必要だ。その上で、才能が努力によって開くのだ。(みすず書房「オシムの
  • 規律を守ることとリスクを冒すことは矛盾することではない。規律を守りながら、いつ、どこでリスクを冒すかアイディアがなければならない。(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • (南アフリカの祈?師が画面に映ったのを見て)そんなに効き目があるならおれも南アにいきたい。 2010南アW杯 ガーナ×ドイツ 試合前(文藝春秋「オシム@愛と勇気」)
  • 50年後に今日のサッカーが、どう見えるかは、1960年代のサッカーと現代のサッカーを比較するようなものに違いない。サッカーは、きっと、それほどの進歩を永遠に遂げるのである。 (角川書店「恐れるな!」イビチャ・オシム)
  • 「リスクを冒し勇気を奮い立たせろ」と、何度も繰り返し提言してきた私自身が、リスクを負わないで日本代表を語れるだろうか。私を支えたのは、そういうメンタリティだった。(角川書店「恐れるな!」イビチャ・オシム)
  • 監督というものは心理学者であり、教育者でなければならない。それにときどきは上手にウソもつかなければならない。(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • 偽物は、いつまでたっても偽物。模倣はどこまでいっても模倣なのである。(角川書店「考えよ!」イビチャ・オシム)
  • ある意味、チェスのように敵の最初の動きを見て対処、対応するのだ。サッカーはチェスと同じではないが、非常に似ている競技である。(角川書店「考えよ!」イビチャ・オシム)
  • 美しさと効率性は両立しない。それが両立できているのはバルセロナぐらいのものだ(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • 美しいサッカーとは何なのか。(中略)文章で表現するのは簡単だが、ピッチ上で、そのサッカーを実現することは難しい。 (角川書店「恐れるな!」イビチャ・オシム)
  • リスクを冒して失敗したらそれは褒めてやった。その代わり、同じ失敗は繰り返すなよ、と言った。そうすると選手は成長する。(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • 日本とザッケローニという哲学の合体には、素晴らしい混合物を創造する可能性がある。 (角川書店「恐れるな!」イビチャ・オシム)
  • 負ける覚悟も含めて、すべてにおいて、完全な準備をしなければならない。準備に「やり過ぎ」などという言葉はないのだ。(角川書店「考えよ!」イビチャ・オシム)
  • オランダ人は長身ではあるが、肉体的な特徴や長所を含めて日本人に近い。日本のモデルとなるべきである。 (角川書店「恐れるな!」イビチャ・オシム)
  • もしパラグアイに勝ちベスト8に進んでいたならば、日本のサッカーは、世界的ステイタスを手にして一歩前進どころか、2キロ先に前進していただろう。 (角川書店「恐れるな!」イビチャ・オシム)
  • 結局、オランダは決勝まで進んだ。彼らは、相手を破壊するような汚いサッカーをすることもできる。オランダは、すべてを知っているチームだったのだ。 (角川書店「恐れるな!」イビチャ・オシム)
  • 現代サッカーは責任感に基づいていると言っても過言ではない。責任感のある選手だけが、プレーできるのだ。(角川書店「考えよ!」イビチャ・オシム)
  • 選手はデリケートな存在で、ギターの弦のように少し触っただけで大きな音を出す。すぐに影響を受ける。傷つきやすい生き物なのだ。どんな変化にも敏感だ。ちょっとした変化がもとですぐに自信を失ってしまうものだ。(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • 自由を与えられた選手は、いつどこでどのようにプレーするか自分で判断しなければならない。・・・自由を与えられて何かできる選手と、何もできなくなる選手がいる(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • エゴイズムはプレッシャーへの強さでもある。エゴイストだから外す、では監督として単純すぎる(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • 岡田監督は、大切な何かを日本代表へと持ち込んだ。そして、ためらいなく中村俊を外した。おそらく岡田監督以外なら誰も彼をスタートのメンバーから外すことはできなかっただろう。 (角川書店「恐れるな!」イビチャ・オシム)
  • イミテーションを繰り返しても、彼らを超えることはできない。日本はコンプレックスから開放されて、自分たちのストロングポイントを自覚するべきだ。(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • Jリーグにおけるサッカーは、まだまだ未完成だ。厳しい意見を言うようだが、まず第一にスタジアムに殺気がないのだ。(中略)雰囲気が、まるでぬるま湯のようであれば、そこで何かビッグなことを成し遂げるのは難しい。 (角川書店「恐れるな!」イビチャ・オシム)
  • Jリーグで鍛えなければならない。Jリーグでリスクを冒さねばならない。Jリーグのスタジアムに観客を集めなければならない。(角川書店「恐れるな!」イビチャ・オシム)
  • まるでドゥンガがプレイしているかのようにブラジルには規律がある。 2010南アW杯 ブラジル×チリ 後半(文藝春秋「オシム@愛と勇気」)
  • に新しい井戸を掘るのはやめた方がいい。チームを作るならば経験のある選手たちを中心にして作らねばならない。(角川書店「考えよ!」イビチャ・オシム)
  • リスクを負わないチャレンジはない。そういう日本人に欠けている哲学の部分を埋めたいと考えていた。(角川書店「考えよ!」イビチャ・オシム)
  • 私は本来ならもう一回監督としてワールドカップに出場する予定だった。だから第三者として冷静に見るわけにはいかない。 2010南アW杯 開幕戦前の中継でのコメント(文藝春秋「オシム@愛と勇気」)
  • 日本は、ベスト8、ベスト4に進むべき絶好の機会を逃した。日本のサッカーが新たな一歩どころか2キロほど先にまで進むチャンスを自ら放棄したのだ。日本は、リスクを冒す準備を怠っていたと言わざるをえない。(角川書店「恐れるな!」イビチャ・オシム)
  • スカパー!の1ヶ月は悪くなかった。しかし、ナマ放送で、試合後に何か気の利いた面白いコメントをというプレッシャーがかかると、ゲームに集中できない。 2010南アW杯終了後のオシムさんのつぶやき(文藝春秋「オシム@愛と勇気」)
  • 監督が現役のときはこうしたものだという話を聞くのを現役の選手は嫌がる。そんな戦争前の昔話でしょ、と。・・・選手は昔話は嫌いなものだ。(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • 他人に責任を押し付けているならば、サッカーという仕事をすることはできない。(角川書店「考えよ!」イビチャ・オシム)
  • 二本足で日本に来たが、杖をついて三本足で帰ることになるかも。それだけ多く足跡を残したということなら、私の財産はその杖だ。(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • (バーにあたる)いいシュートだ、もう少し幸運に恵まれていればゴールだった。繰り返せ。今度はファーポストの角を狙うんだ。 2010南アW杯 パラグアイ×日本 前半(文藝春秋「オシム@愛と勇気」)
  • システムそのものより、チームとしてのインテリジェンスが問題だ。基礎は個人個人のインテリジェンスだが、サッカーは11対11人のスポーツだ。(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • 国が生きて、フットボールが呼吸をし続けている限り。人は、これを経験しなければならないのだから。 (角川書店「恐れるな!」イビチャ・オシム)
  • あまりにエレガントなプレーヤーは難しいかもしれない・・・美のために死を選ぶという選択はあるが、死んだ者はサッカーができない(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • 「あのプレーが見えないのなら、メガネをかけた方が良いぞ」(通訳「メガネはもうかけてます」)「じゃあ、もうひとつ新しいメガネを作って、ふたつともかけて見たらどうだ」(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • 前に出ること--。それだけでサッカーは即座に美しくなる。少しリスキーではあるが美しい。 (角川書店「恐れるな!」イビチャ・オシム)
  • すべてのチャレンジに応じられるように、フィジカルとフィットネスを万全に準備し、しっかりとディシプリンを正した状態でいることが肝心だろう。(角川書店「考えよ!」イビチャ・オシム)
  • オランダが怖がるような攻撃ができなかった。日本にかけていたのは殺し屋の本能。チャンスは絶対にものにするという気迫がないから勝てなかった。 2010南アW杯 日本×オランダ 試合を振り返り(文藝春秋「オシム@愛と勇気」)
  • 一番大事なのは指導者が自分のチームの選手を尊敬すること。それから相手選手を尊敬することを選手に教えることだ。(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • スタジアムに足を運び、選手たちに大いにプレッシャーをかけて下さい。もっと走れ、もっとプレースピードを速くしろと。そして選手たちが良いプレーをした時には、大きな拍手を与えて下さるように。(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • 日本がワールドカップで、サプライズを起こせないと考えるなら、代表監督を引き受けなかった。自分に確信がなければ、選手に自信を植え付けられない。(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • 選手は野心を持たねばならない。監督が、選手に対して「あなたたちはまだ限界ではない。もっとできるチャンスがあるんだ」と夢を与え、選手が、その言葉を素直に聞き入れることができれば、野心は具現化できるのである。(角川書店「考えよ!」イビチャ・オシム)
  • 覚えた日本語のひとつに『頑張れ』という言葉があります。『頑張る』は『戦う』という意味ですね。今度は、私が皆さんに『頑張れ』と申し上げる番です(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • アイディアだ。監督にとって大事なのはアイディアだ。(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • 奇跡といっても、自然に起きるわけではない。奇跡がなぜ起きるのか、プロセスを研究する必要がある。毎日奇跡が起こるわけではない。奇跡を金で買うこともできない。入念に準備をした上でしか、奇跡は起きない。(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • [中澤]ユージ、裏に気をつけろ。トゥーリオとユージは協力してファンペルシーと1対1の状況を作らせるな。 2010南アW杯 日本×オランダ 後半立ち上がり(文藝春秋「オシム@愛と勇気」)
  • (誰か交代したほうがいいか?の問いに)ルールが許すなら全員交代だ。 2010南アW杯準決勝 スペイン×ドイツ ハーフタイム(文藝春秋「オシム@愛と勇気」)
  • ジュリオセザール、フアン、ルッシオのブロックは今大会一番だ。反対に一番ひどいのはイングランド。あれはディフェンスとは呼べない。 2010南アW杯 ブラジル×チリ 後半(文藝春秋「オシム@愛と勇気」)
  • メディアの皆さんも、今日のゴールだけで本田をヒーローだと持ち上げないでほしい。もし明日の一面がすべて本田ということになれば、日本の未来は危ない。ヒーローは1人ではなく全員だ。 2010南アW杯 日本×カメルーン 試合後コメント
  • 発言当時、その目標は、あまりにも高く絶望的としか思われなかったのは事実だろう。だが岡田監督は、「ベスト4」に到達する可能性が、決してゼロではなく、むしろ実現可能であったことを南アフリカで証明したではないか (角川書店「恐れるな!」イビチャ・オシム)
  • 刻々と変化していく相手の戦術に対して、我々の長所を最大限に生かしてゲームを支配するには、どういう戦術を採用すればいいか。肝心なのは、柔軟な対応力である。 (角川書店「恐れるな!」イビチャ・オシム)
  • 選手は何かを成し遂げられるという自信を持たなければならない。リーグ優勝でもカップ戦でも何でも良いが、勝てるという自信がなければプロサッカーという仕事はできない。(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • 私は相手チームによってテーマを変えていた。選手は毎日の少し違った練習をする中で、試合に向けての準備をしていたことになる。言葉でなくてトレーニングで選手は対策をしていたことになる。(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • 日本の最大の長所は機敏性である。私が日本代表監督に就任した際、それを最大の武器として期待し計算していた。実際、(中略)それは、世界が「まるで忍者のようだ」と表現するほどのものだった。 (角川書店「恐れるな!」イビチャ・オシム)
  • 自分が誰かよりも弱いことを実際に認めなければ、日本人は、自分が劣っていることを認めないだろう。(角川書店「考えよ!」イビチャ・オシム)
  • 全てが偶然だけなら、サッカーに監督は必要ない。だが、偶然についてもいろいろ哲学することできる。どんな偶然も、自分たちがサポートすることによって、幸運を自分たちのほうに引っ張ることができる。(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • (PK戦は)心臓に悪いので見なかった。私はここでは死にたくない。故郷のサラエボで死にたい。…それに、私がPK戦を見ていると勝てないというジンクスがあるんだ。(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • アグレッシブなプレーを心がけることで、この欠点(判断の速さ)は埋めることができるのだ。敵に呼吸をさせてはならない。(角川書店「考えよ!」イビチャ・オシム)
  • 玄関を出入りするときに毎回つまずいて、転びそうになるならば、それはドアが悪いのではなく、つまずく方に問題がある。(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • 今回は選手同士のコミュニケーションを増やした。コミュニケーションというのは、ありすぎても少なすぎてもダメ。今回はちょうどいいコミュニケーションが取れた。今でも監督と選手のコミュニケーションは通訳を介しているので難しいが。(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • この世で最も美しい生物である人間の営みとしてのサッカー。そういうポジティブな世界観をもって、サッカーという人間の芸術活動に取り組む若者を育んで欲しいのです(文藝春秋「オシム@愛と勇気」)
  • 現代のサッカーにおいては、プレーそのものの速さにプラスして判断の速さが、欠くことのできない条件となっている。(角川書店「考えよ!」イビチャ・オシム)
  • 日本がオランダのことを考える以上に、オランダが日本を考えるような展開になればいい。どちらが主導権をとるかということ。 2010南アW杯 日本×オランダ 試合前の中継でのコメント(文藝春秋「オシム@愛と勇気」)
  • 日本中の何百万人が、代表監督を一度はやってみたいと思っているだろうが、責任あるプロとして、楽しいことよりは苦しいことの方が多い。代表監督を要請されたことは名誉に思うが、割に合う仕事ではないのだ(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • 敗北は最良の教師である、と言われる通りだ。だが、「だから明日の試合で負けたい」とは私は言えない。(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • 厳しい状況に追い込まれるほど、選手は問題を解決しようと努力し、発想が豊かになるものだ。ゆえに悪条件下では、メンタルフィットネスの準備がとても重要になってくる。(角川書店「考えよ!」イビチャ・オシム)
  • 選手も人間であることを前提にメディアは扱ってほしい。人間はミスをするし、心が傷つくこともある。(文藝春秋「オシム@愛と勇気」)
  • 代表選手というのは、代表だけではなく各クラブでもプレーするわけで、人生を二倍生きているようなものだ。Jという人生、代表という人生を二つ生きているわけだ。(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • 日本がヘタなプレーをすると私は責任を感じる。私が日本でしてきたことは無駄だったのかと思ってしまう。 2010南アW杯前 イングランド対日本強化試合後の記者会見(文藝春秋「オシム@愛と勇気」)
  • 悪条件下では、メンタルフィットネスの準備がとても重要になってくる。そういう条件での経験が多いチームほど強く有利となるだろう。(角川書店「考えよ!」イビチャ・オシム)
  • 偶然で日本に来た。二年目からは偶然ではない。私の意志だ。(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • 2,3人の選手でシステム的に何かを解決しなければならないときに、個人的な作戦のミスを犯しがちで、それが日本代表の恒常的な問題にもなっているのである。(角川書店「考えよ!」イビチャ・オシム)
  • 監督にとっては、毎回のトレーニングが選手にとっての試合に相当する。(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • (2010南アW杯、岡田ジャパンのベスト4という目標に対し)いったん掲げたら堂々とそれをめざせ。戦いの前から負け犬になるな。 (文藝春秋「オシム@愛と勇気」)
  • 身体が大きく、フィジカルに強い選手に対する問題についての回答は簡単なものだ。重要なことは、こちらには機動力のある選手がいるということ。小さくても常に動き回る選手、積極的で素早くて、早く走る選手たちがいる。(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • オレの現役時代のようなプレーをする奴は即時追放だ。監督になって短い間に哲学が変わった。最初に監督として選手に接して気がついた。それではチームプレーはできないと。(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • 日本人は批判されることをネガティブに捉える傾向がある。日本人は、本音をグサリと言われることが好きではないように思えた。 (角川書店「恐れるな!」イビチャ・オシム)
  • ただ大量の水を運べばいいわけではない。おいしい水でなければならない。泉からわいたばかりの、冷たい水だ。日本にもワサビを栽培する泉があるだろう。ああいうところの水だ。(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • 今日の試合は序章、第2章と、まったく違う展開のサッカーの本を書いてしまったようだ。ただしその本は、行間を読まなければならない本である。(2007年8月カメルーン戦後)(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • 選手が監督と同じ考えでプレーし、同じ野心をもつようになれば、もうその時点で大成功ではないか。そのためには、まず監督が選手を覚醒させて何が可能であるかを示さねばならない。(角川書店「考えよ!」イビチャ・オシム)
  • ポジティブシンキングに客観性が加わるときに、平常心は生まれる。逆に何も信じるものがなくなったときに、あらゆる可能性が泡となってその姿を消すのだ。(角川書店「考えよ!」イビチャ・オシム)
  • 俺が走らせたいから走らせているわけではない。試合では相手が走らないといけないという状況をを作ってくるからその準備をしているだけ(みすず書房「オシムの伝言」千田善)
  • 私は「4-4-2」「4-3-3」などのシステム論を議論することが好きではない。いや、むしろ、そこに何の発展的な意味も感じない。 (角川書店「恐れるな!」イビチャ・オシム)
  • 日本ではスタジアムにファンが溢れたとしても、彼らは礼儀正しく、ピッチ外もとても平和だ。 … フーリガンのいないスポーツ国家は理想ではないか。日本人はそのことに誇りをもっていい。(角川書店「考えよ!」イビチャ・オシム)
  • 自分1人で2人のDFをねじ伏せることができると思ったのかもしれないが、そこでプレイスピードが落ちた。 2010南アW杯 日本×オランダ 試合後 本田選手への評(文藝春秋「オシム@愛と勇気」)


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