ムスカとは、スタジオジブリの映画『天空の城ラピュタ』に登場する悪役
ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ(ラテン文字表記:Romuska Palo Ur Laputa)
シータと同様にラピュタ王家の末裔であるが、ムスカはラピュタの力を手中に収めてラピュタの王として世界に君臨することに野心を燃やす。
シータと違って最初からラピュタのことを知っており、ラピュタの伝承を書き写した手帳を所有していた。
茶色の髪に金色の瞳という容姿で、視力は低く、度の入ったサングラスをかけている。
軍のラピュタ探索の指揮官で将軍でもあるモウロは、シータを拷問にかけてラピュタの秘密を吐かせようと考えていた。
ムスカはモウロ将軍とは異なり、最初から手荒なことはしない態度を見せるが、その本性は己の目的のためには手段を選ばず、味方を裏切る、他者の命を奪うなども平気という冷酷無比な性格である。
教養は高く、旧約聖書やラーマヤーナに通じており、ラピュタ文字を解読できる。
射撃の腕も優れており、暗闇の中、大きく離れた距離からシータのツインテール、しかも結び目のみを両方とも片手で撃ち抜き、中折れ式リボルバー(エンフィールド・リボルバー)の再装填をわずか3秒で完了させる。
パズーに対して、ドーラが渡した”大砲”と勝負することを持ちかけるなど、射撃の腕には絶対的な自信を持っている。
また、ムスカが作中で使用している38口径のエンフィールド・リボルバーは監督の宮崎駿の好む銃であり、後に制作した『紅の豚』や『ハウルの動く城』にも登場している。
年齢は、1986年8月のアニメージュによると28歳。
ロマンアルバムのキャラクター覚書では、32歳と紹介されている。
- 食い止めろ!!君は床に伏せていたまえ!!
- てこずらせたな
- 制服さんの悪いクセだ
- 事を急ぐと元も子も無くしますよ閣下
- 閣下が不用意に打たれた暗号を解読されたのです
- これは私の機関の仕事です
- 閣下は兵隊を必要な時に動かして下さればよい
- もちろん、私が政府の密命を受けていることもお忘れなく
- よく眠れたかな?
- 流行りの服は嫌いですか?
- 彼なら安心したまえ、あの石頭は私のより頑丈だよ
- 来たまえ、ぜひ見てもらいたいものがあるんだ
- 入りたまえ
- 凄まじい破壊力を持つロボットの兵隊だよ
- こいつが空から降ってこなければ、誰もラピュタを信じはしなかったろう
- こいつは地上で作られたものではない
- この体が金属なのか粘土なのか、それすら我々の科学力ではわからないのだ
- ここを見てくれ、脅えることはない、こいつは始めから死んでいる
- そこだ、同じ印が君の家の古い暖炉にあった、この石にもね
- こいつは君の手にある時にしか働かない
- 石は持ち主を守り、いつの日にか天空のラピュタへ帰る時の道標として君に受け継がれたのだ
- 君はラピュタを宝島か何かのように考えているのかね
- ラピュタはかつて恐るべき科学力で天空にあり、全地上を支配した恐怖の帝国だったのだ
- そんなものがまだ空中をさまよっているとしたら
- 平和にとってどれだけ危険なことか君にもわかるだろう
- 私に協力してほしい、飛行石にラピュタの位置を示させる呪文か何かを君は知っているハズだ
- 私は手荒なことはしたくないが、あの少年の運命は君が握っているんだよ
- 君が協力してくれるんなら、あの少年を自由の身にしてやれるんだ
- リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ!!
- ウルはラピュタ語で「王」、トエルは「真」、君はラピュタの正統な王位継承者リュシータ王女だ
- パズー君、君を誤解していた、許してくれたまえ
- 君がこの方を海賊から守るために奮戦してくれたとは知らなかったんだ
- ラピュタの調査は、シータさんの協力で軍が極秘に行うことになったんだ
- 君の気持ちはわかるが、どうか手を引いてほしい
- 君も男なら聞き分けたまえ
- これは僅かだが心ばかりのお礼だ、とっておきたまえ
- 思い出したまえ、この石を働かせる言葉を、約束さえ果たせば君も自由になれる
- もう少し時間が要ります
- 素晴らしい!!古文書にあった通りだ、この光こそ聖なる光だ!!
- どんな呪文だ、教えろその言葉を!!
- ロボットは!?
- ここへ来る気か!?
- 凄い!!
- そうか、その光だ、聖なる光でロボットの封印が解けたのだ!!
- ラピュタへの道が開けた、来い!!
- 飛ぶ気か!?
- あの光の差す方向にラピュタがあるのだ!!
- まだか、早くしろ!!
- 私はムスカ大佐だ、ロボットにより通信回路が破壊された、緊急事態につき私が臨時に指揮をとる
- ロボットは北の塔の少女を狙っている、姿を現した瞬間を仕留めろ
- 砲弾から信管を抜け、少女を傷付けるな!!
- どけ!!しまった!!
- くそ~ゴリアテ何をしている!!煙幕か!!
- 破壊しました、娘はあそこです
- 聖なる光を失わない、ラピュタの位置を示している
- 将軍に伝えろ、予定通りラピュタに出発すると
- 雲の中では無駄骨です、手は打ちます
- どうせヤツらは遠くへは逃げません、航海はきわめて順調ですよ
- このまま進め、光は常に雲の渦の中心をさしている
- ラピュタは嵐の中にいる、聞こえないのか、このまま進むんだ、必ず入り口はある
- これからです
- バカどもにはちょうどいい目くらましだ
- この辺りだ、これだ!!
- 撃つな捕らえろ!!これはこれは王女様ではないか
- 海賊の残りだ、もう一匹その足元に隠れているぞ
- ラピュタの中枢だ、上の城などガラクタに過ぎん、ラピュタの科学は全てここに結晶しているのだ
- お前達はここで待て
- ここから先は王族しか入れない聖域なのだ
- 何だこれは!!木の根がこんな所まで、一段落したら全て焼き払ってやる
- 来たまえ、こっちだ、くそ~、あった!!これだ!!
- ここもか、あっ、くそ~、あった!!
- お~、見たまえ、この巨大な飛行石を、これこそラピュタの力の根源なのだ!!
- 素晴らしい!!700年もの間、王の帰りを待っていたのだ!!
- 君の一族はそんなことも忘れてしまったのかね!?
- 黒い石だ!!伝承の通りだ!!
- 読める!!読めるぞ!!
- 私も古い秘密の名前を持っているんだよ、リュシータ
- 私の名前は、ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ
- 君の一族と私の一族は、もともと一つの王家だったのだ
- 地上に降りた時、二つに分かれたがね
- 閣下、そんなことをせずとも入れますよ
- さあ、何をためらうのです、中へお進み下さい、閣下
- お静かに!!
- 言葉をつつしみたまえ!!君はラピュタ王の前にいるのだ!!
- これから王国の復活を祝って、諸君にラピュタの力を見せてやろうと思ってね
- 見せてあげよう、ラピュタの雷を!!
- 旧約聖書にあるソドムとゴモラを滅ぼした天の火だよ
- ラーマヤーナではインドラの矢とも伝えているがね
- 全世界は再びラピュタの元にひれ伏すことになるだろう!!
- 君のアホづらには、心底うんざりさせられる
- 死ね~!!
- あっはっはっはっは・・・。
- 私をあまり怒らせない方がいいぞ!!当分二人きりでここに住むのだからな
- はっはっは、さっさと逃げればいいものを
- あっはっは、私と戦うつもりか
- 素晴らしい!!最高のショーだとは思わんかね!?
- ほう、あっはっは、見ろ人がゴミのようだ!!はっはっはっは・・・。
- 何をする!!くそ~、返したまえいい子だから!!さあ!!
- あっはっはっは、どこへ行こうというのかね!?
- あっはっはっは・・・。
- その石を大事に持ってろ!!小娘の命と引き換えだ!!
- 立て!!鬼ごっこは終わりだ!!
- 終点が玉座の間とは上出来じゃないか!!ここへ来い!!
- ラピュタは滅びぬ、何度でもよみがえるさ、ラピュタの力こそ人類の夢だからだ!!
- 次は耳だ!!ひざまずけ!!命乞いをしろ!!小僧から石を取り戻せ!!
- 小僧!!娘の命と引き換えだ!!石のありかを言え!!
- それともその大砲で私と勝負するかね!?
- 3分間待ってやる!!
- 時間だ!!答えを聞こう!!
- あ~がぁ~!!あ~あ~目がぁ~目がぁ~!!あ~あ~目がぁ~あ~あ~!!
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