家入 一真の名言集

2014/03/18


IeIri Kazuma

家入 一真(いえいり かずま、1978年12月28日)

日本の実業家であり、株式会社paperboy&co.創業者

福岡県立玄界高等学校中退後、大検に合格し地元の芸大にも合格するものの通わず。芸大美大受験の予備校である美術研究所画塾卒業。その後、デザイン会社に入社し、在職中にウェブサイトのデザインに興味を持つ。ウェブデザインの技術的知識を身に付けようとコンピュータのシステム会社に転職し技術を習得する。

現在は、株式会社パーティカンパニー取締役会長、playwith partners Inc.代表取締役社長、株式会社アマゾナスヴィダ代表取締役社長、株式会社ハイパーインターネッツ代表取締役クリエイター、マインドスコープ株式会社取締役、株式会社ホットココア顧問を務める

  • 僕がいいたいのは「もっとわがままに生きていい」ということです。
    いまは「空気を読むこと」が社会人として必須のスキルのようにいわれていますが、最近は、空気を読みすぎて、自分が空気みたいになっている人が多いのが心配です。
    周囲に合わせすぎて、自分を押し殺して生きることは、とてもつらい。
    それで苦しんでいる人を見ると切なくなります。
  • 極論かもしれませんが、僕にとってのリスクはただひとつ、「死ぬこと」だけです。
    そのリスクさえなければ、何でもできる。
    たとえ起業して経営に失敗したとしても、自ら命を絶たないかぎりは死ぬことはない。
    そう考えると、新しくビジネスを始める際も、別に不安にはなりません。
  • ビジネスのアイデアが生まれるのは、外部の人とコミュニケーションをしているときだけです。
    一人で考えていても、アイデアなんて生まれてきません。
    自分とは職業も年齢も経歴もまったく異なる人と会話をするなかで、自分の価値観とのギャップが生まれる。
    そこにアイデアのヒントが隠されているのです。
    会社員の方々も、社内の上司や同僚と飲みにいく回数を減らして、外の世界の人たちと会う機会を増やすだけで、みえる世界が大きく変わってくるはずです。
  • 国や会社に依存したって相手は何もしてくれないことを、本当はみなさんも気づいているのではないでしょうか。
    だからこそ、自分でできることを見つけて、自立して生きることを考えてほしいのです。
    いますぐ転職や起業をしなくても、ツイッターやフェイスブックで自分の考えや想いを発信し、それを応援してくれる人を集めておくことはできる。
    そうして準備をしておくことが、いつか新しいことを始めるときに、あなたを支える大きな力になってくれるはずです。
  • 一番大事なのは、何かに依存して生きるのをやめることです。
    会社や上司に依存するから、身動きがとれなくなる。
    「上司に恩があるから、あと3年はこの会社で頑張る」といった考え方もしなくていいと思います。
    僕は、会社はもちろん、友人や仕事相手との人間関係にも依存したくないし、もっと大きなことをいえば、国や社会にも依存したくないと考えている。
    だから自由に生きられるのです。
  • 会社とは別の居場所をつくることで、実際に転職するかどうかは別にしても、「会社を辞めても、自分にはほかに居場所がある」と思える。
    それだけで、随分と気持ちが楽になるのではないでしょうか。
  • 仕事とは関係のない人と積極的に会うようにするなど、自分の世界を広げる手段はいくらでもあるはずです。
    僕は、食事をしたり飲みにいったりするときは、毎回違ったメンバーに声をかけるようにしています。
    いつも同じ顔ぶれで集まっていると、段々と話題がなくなり、仕事の愚痴や社内の噂話など、どうでもいいことばかりを話すようになる。
    そういう場にいると、なんだか自分がすり減っていくような気がしてしまいます。
  • 僕は引きこもりをしていた十代のころと比べてメンタルが強くなったという訳ではなくて、じつはいまでも、急に「今日は人と会いたくない」と思って打ち合わせをキャンセルさせてもらうこともあります。
    そんなわがままを許さない相手も当然いて、いまでもしょっちゅう怒られています(笑)。
    でも一方で、「家入さんだから仕方ないね」と受け入れてくれる人もいるのです。
    僕の場合は極端かもしれませんが、自分のわがままを受け入れてくれる場所が、どこかに必ずあるはずだ、というのが僕の持論です。
  • 人の価値観はいろいろですから、漠然とした不安にとらわれたときは、「自分が最低限守らなくてはいけないものは何か」を考えてみるといいでしょう。
    考え抜いた結果、「家族のために、いまの会社に勤め続けること」が守るべきものであれば、僕は決してその価値観を否定しようとは思いません。
    大事なものを守るために、いまいる場所で働き続けられる人を、僕は尊敬しているし、そういう生き方も選択肢の一つだと思います。
    ただ、ほかにやりたいことが明確にあるのに、「何となく怖いから」という理由でアクションを起こさないのは、言い訳をしているだけに聞こえるのです。
  • 新しい環境に飛び込むことに、漠然とした不安を抱く人も多いようです。
    「逃げた先で新しいことを始めて、失敗したらどうしよう」と考えてしまう。
    その不安は、「本当のリスクとは何か」を考えていないために生まれているように思います。
  • [家入一真の名言|本当のリスクとは何か考えてみることの大切さ]
  • 逃げるといっても、何でも放り出せばいいといっている訳ではありません。
    ただ、「本当はほかにやりたいことがあるのに」と思いながら、後ろ向きの気持ちで仕事をすることに、どれだけの意味があるのでしょうか。
  • 僕は少しずつ自分にできることを見つけてきました。
    パソコンに興味を持ってプログラミングを覚えたのは、高校を辞めて引きこもっていた時期でした。
    学校では人と話すのが怖かったのに、インターネット上でいろいろな人とチャットをするのはとても楽しかった。
    こうしてパソコンの技術を覚え、「自分はもともと人とコミュニケーションをするのが嫌いじゃなかったんだ」と思い出したことが転機となり、のちに起業したり、新しいビジネスを生み出したりすることにつながったのだと思います。
    逃げた先で目の前にあることをやってきた結果、その積み重ねが、「僕はこれでよかったんだ」と自分を肯定する力になったように思うのです。
  • 悩んでいる人に「そこから逃げてもいいよ」と言うと、「無責任なことをいうな。
    逃げたあとはどうするんだ」と言われるかもしれません。
    しかし、先のことは逃げてから考えればいいと思います。
    逃げるということは場所を変えるということです。
    その先では、それまでとは違った景色が見えるはずです。
    そこで一人になって自分を見つめ直すと、やれることが必ず見つかります。
  • 仕事のプレッシャーや人間関係の悩みに押し潰されそうな人がいたら、僕は、「そこから逃げてもいいよ」といってあげたいと思います。
    僕自身、ずっと逃げ続けてきた人間です。
    学校から逃げて登校拒否になり、高校も中退し、ようやく社会に出て会社勤めをしても、また逃げてしまいました。
    いまいる場所が本当につらくて、一歩も前に進めずにいるなら、全力で後ろ向きに走って逃げて、その先でやれることを見つければいいと思います。
    自分を追いつめた結果、うつ病になったり、最悪の場合自殺したりする人も増えている現状を見ると、やっぱり「死ぬくらいなら逃げなさい」といいたくなります。
  • 僕は目上の人はもちろん、目下の人に対しても基本的に敬語です。
    部下に対しても、「○○君」ではなく「○○さん」という呼び方をしています。
    社外でも「社長、社長」と持ち上げられたりすると、居心地が悪くなって帰りたくなってしまいます。
  • 社員には将来は管理職になりたいのか、それとも技術職のままで技術を極めたいのかキャリアプランを聞くようにしています。
    技術をやりたいという人は、無理に管理職をやらない方がいい場合もありますから。
  • 基本的に僕は怒らないんです。
    だって、逆に殴られたりしたら怖いじゃないですか(笑)。
    どうしても必要なときは、別の幹部に怒り役を頼んでいます。
    でも、会社全体が緩い雰囲気なので、怒ること自体が少ないと思います。
    部活にたとえるなら、体育会系ではなく、帰宅部系なんです。
  • 社員が来なくなってしまった場合、無理に言っても仕方がないと思うんです。
    僕も引きこもっていたときに、親から「好きにしろ」と放っておかれたことがよかったので。
    放置されたことで、まずは心が安定する。
    そうすると、そのうち、だんだん危機感が出ていて、ようやく自分から動きだそうという気になりましたから。
    そんなことを言う経営者は僕くらいかもしれませんが。
  • ひきこもりが原因で高校を中退したのですが、絵が好きだったので大検を受けて芸大に行きたいと思ったんです。
    でも予備校に行くにはお金がいる。
    それで仕方なく新聞配達しながら予備校に通うことにしたんです。
    新聞配達は基本的に人と話さなくてもいい仕事ですから、その点は気楽でした。
    僕が住み込みをしていた新聞配達店はお互いにあまり干渉しない雰囲気があって、居心地がよかったですし、少しずつ人と接することができるようになりました。
    いま思えば、ちょうどいいリハビリになったんだと思います。


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