高城 剛の名言集
2014/03/18
高城 剛(たかしろ つよし、1964年8月18日)
東京都葛飾区柴又出身の男性映像作家、ディスクジョッキー DJ
フューチャー・パイレーツ株式会社代表取締役、株式会社高城剛事務所代表取締役。東映アニメーション株式会社の元社外取締役で現在は顧問を務めている。妻は女優、歌手の沢尻エリカ。
母は茶道 茶道家親子エッセイhttp://oyako.weblogs.jp/essay/2008/05/have-a-nice-tri.html」で煎茶道教授。高城も煎茶道の免許を持っている川勝正幸『丘の上のパンク』小学館、P.133。
日本大学藝術学部文芸学科で、武邑光裕の講義に大きな影響を受ける。在学中の1987年に、ビデオアーティストとして「東京国際ビデオビエンナーレ」でグランプリを受賞。以後、映像作家としての活動を開始し、小泉今日子を初め、数多くのプロモーションビデオやコマーシャルを担当する。
- 現代メディアは「恐怖を与えること」で構築されています。
- 一切の情報を遮断し、徹底的に己と向かい合い、世界中を旅する。
- 瞑想を毎日1、2時間しているので、割とリラックスしていると思います。
- ポジティブなふり、頑張っているふりだけしていても、客観視できなければ、不安が消えることはないのです。
- 他者とのつながりに注力すると、そのつながりは脆くなります。
- 多くの人と本当の意味でつながるためには、自分自身としっかり対面し、自分とつながることが第一歩です。
- ここでしかできない、これしかできないといった自己限定や恐れが、多くの人の人生を固定化し、つまらない日々を作り上げているのです。
- 時代や価値観は変化することを、はっきり認めなくてはいけません。
- 二十一世紀的高城式だと、移動距離と真実を見る目は比例するのです。
- 本物の情報を見分けるには、当たり前ですが実際に見た者に聞くのがいいと思います。
- 無駄な情報を抱えれば抱えるほど満足する「情報デブ」が、世の中多くいると思います。
- まず、頭で考えない。わかるまで待ちます。きっと答えは既にある、という前提で思い出すように待ちます。それが、時代とのシンクロ二シティを一番見つけやすいのです。
- 脱COOL。二十一世紀のセンスになるでしょう。
- カッコいいとは、不自然なことを言うのです。
- 確実に言えることは、お金や欲望はアイデアの天敵ということです。
- 出来上がったものに対して、見た目がカッコいい、話題性があるなどではなく、根幹にあるアイデアの「熱」のようなものを伝えられるか、が大切だと思います。
- 僕はアイデアや発明が、人間のもっとも高い価値であると考えます。
- 大切なことは、もう悪いことも隠しごともできない時代になる、ということです。
- 学ぶことで、自由になれるのです。
- 信頼できないメディアには返答しない方が、むしろ人間的だと思っているのが正直な気持ちです。
- いまの日本では、少しでも枠組みから外れたら、それだけで叩かれます。それは、枠から飛び出したい者をコントロールしたい人がいるということでしょう。
- 今、僕がいるバルセロナは失業率45%だよ? でも暗い奴なんかいない。みんな、お金と幸せは別だとわかってる。それが、本来の成熟した社会でしょ。
- 十年以上前に、「サーバーを制する者は世界を制す」と自著に書いたが、 今後は「衛星を制するものは世界を制す」に変わっていくことだろう。
- 画期的かつ真っ当な意見をそのまま言ったり行動にうつすと、既得権益を脅かすので、叩かれるのでしょう。
- 情報やモノに向き合うのではなく、自分と真摯に向き合うことがいま一番重要だと思います。
- あたらしいエネルギーを持った表現をするには、自分自身が変わることしかありません。考え方も生き方も住む場所さえも、なにも恐れずに変わることだけが、唯一の確実な方法なんだと思います。
- いまやデザインではなく、あたらしい提案をしなくてはいけない時代なんだと思います。
- あたらしい生き方を提案できる者、クリエイションできる者が、真の二十一世紀のクリエーターだと思います。僕もあと20年かけて、それを目指したいですね。
- 時代の潮の目を見ることが、クリエーターとしてもっとも大事だからです。
- 定住しないことが現代的ピンチを切り抜ける良い手だてのひとつであることは、間違いありません。
- ピンチこそ、人生の醍醐味ではないでしょうか?そのピンチをどう捉えるかで人生変わってくると思います。
- 柔軟な姿勢こそが、なによりの強さであり、変化自在な生き様こそが、この複雑な時代を常にシンプルに生き抜くコツだと思っています。
- 情報には、観念のようなものが常につきまとい、その観念はネガティブなものとポジティブなものの二つがあります。現在、情報社会と呼ばれる情報のほとんどは、残念ながらネガティブなものに支配されています。
- 半年でも休んで、違う街で違う仕事をすれば、その後20年の人生は変わると思います。
- 働かない選択をした結果、思いっきり遊んだり、旅行したり、本当に好きなことに打ち込んだり、僕はそういう時間の使い方を「学習」と呼んでいます。
- リセットとは、なにも解決になっていない場から逃げているだけだと思います。日々、変化していくことがポイントだと思います。
- サーチエンジンを使う前に、どれだけ自分と向き合って、どれくらい創造できたか、が勝負なのです。
- 悪いことほど、早めにオープンにする。失敗をごまかしたり隠したりすればするほど、経験上ですが物事は悪化します。
- 仕事に限りませんが、選択のときは好き嫌いや損得ではなく、心にピンと来るかどうか、そして、少しでも世界を変える可能性を持っているか、だけです。
- 内容より楽しい人と仕事をしたい。
- インスピレーションは、視覚からは来ません。心の中に湧き上がります。
- ずっと言っていますが、アイデアと移動距離は比例します。
- 僕は、誰よりも創造的でエキサイティングな日々を、その時々で送ってるだけだから。型には絶対にはまりたくない。
- 常に移動して暮らしています。カッコよく言えばポジティブな住所不定か旅人。一般的に言えば、ただの住所不定です。
- 中華圏では、なぜか高 城剛(カオ ツェングァン)と呼ばれています。
- 客観視できないから不安になるのです。すなわち、客観視できたら、不安にならないと言えます。
- 例えば、人生の分岐点に立ったときに、情報を集めるのではなく、徹底的に自分と話すんです。突き詰めていくと、やる/やらないとか、最終的に答えは二つくらいに絞られる。そこでとことん真剣に考えるんです。真剣に考えた末に結論にたどり着いたら、その自分の直感を信じることが大切。
- あなたの目の前の人や、あなたの周りの人があなたを認めなくても、世界には、必ずあなたを必要としている人がいる。そして、その人と会うことは、可能な時代に僕らは生きている。この21世紀は、あらゆる場所に行き、あらゆる人々と会うことは、あらゆる可能性の追求なのです。
- プロとしてクリエイティブな日々を送るということは、褒められることよりも、けなされる事が多くなります。あなたやあなたの作ったものを好きな人もいれば、嫌いな人もいる。そんなことは、当たり前。
- 自分の人生は自分だけのものです。 自分の好きなことを、信じて、そして楽しんで進んでください。
- 最終的に、この転職はうまくいったと実感できるまで7年はかかる。大事なのは、その7年間のスタートをすぐに切ること。数カ月とか1年くらいの短い間で、今の状況を抜け出て、新天地で好きなことをやろうとするから、負担が大きくて、胃が痛くなるんだよ。
- 会社が嫌だからって、明日辞めようってのはダメだな。新しい会社に行けたとしても、1?2年で結果を求めちゃダメ。ものごとは最低でも7年スパンで考えろってのが僕の持論なの。
- インターネットに捕われず、インターネット的に生きる。
- 皆既日食。 一度これを体験したら、人生観が変わる。 どんな映画も音楽もゲームもマンガも敵わない。 エコなどと言っている人たちが、馬鹿らしくなる。
- 未来は、どうなるかわからない。 しかし、思いきって自ら舵を切り進まなければ、楽しい未来はやってこない。
- 今後日本は、ただ復旧するだけがすべてではないはずだ。いまこそ、抜本的ライフスタイルを見直し、あらたな価値を提案できる世界の先進国にならねばならない。
- 同じことをし続けることほど、現代社会において保守的なことはない。
- 歳をひとつとるという事は、 可能性がひとつ広がり、 夢がひとつ広がり、 楽しさがひとつ増えることだと思ってます。
- 常々僕は、日本の美学は「和」という言葉に表すことが出来ると思っている。それは、人と人との和の前に、実は自然と人との和が、古来からある日本の美学だったはずであると考えているからだ。
- フェラーリと自由とは、どっちが尊く楽しいのだろう?高価な都心のマンション住まいと、日々好きな場所に出向けることは、どっちがいいんだろう?正解は、両方かもしれないし、まだ、わからないかもしれない。『私の名前は高城 剛。住所不定、職業不明。』
- 日米共に実は財政政局が中心の7月になり、 原発の処理の視覚化も、この夏、間違いなくやってくる異常気象や地殻変動による懸念も、 いまはすべて先送りにされています。
- 最近のいくつかのインタビューにも答えましたが、恐らく今後日本は、ソフトな全体主義、もしくは全体主義に近い形になると思われる。大政翼賛会の21世紀バージョンになるのか、別の形になるのかは、まだわからない。 もしくは、混沌とした状況がいつまでもいつまでも続くだろう。
- 米国は基軸通貨を持っており、ルールを変える事が突然できます。我が国の財政状況もよく問題視されますが、僕がずっと話しているのは、米国との距離感です。そうしないと、ある日突然想定外の「金融ツナミ」に飲み込まれてしまうからです。
- 日本の原発事故を取り巻く問題は、 大企業の決算説明会が行なわれる6月最終週まで、決定的な事実が発表されることは、ないでしょう。「シャンシャン総会」のために、どんなことがあっても大問題はすべて秘匿され先送りにされると思います。
- いま瞑想の修行もしてるんですけど、そうするとクンダリニーがガーッと上がってきて、もっといけるぞってなるから。だって僕、2時間もあったら瞑想して完全にブッ飛べるもん。
- 僕、『スター・ウォーズ』がすごい好きで。あれってルーク・スカイウォーカーが「自分とはこういうものだ」って気がつくのが第1章で、次にジェダイの修行の旅に出るんですよ。僕は今その段階で、世界をブラブラする時期だと思う。それで最後は日本に帰ってきてジェダイとしてまっとうする。
- あげまんは、うなじが上がってるんだよ。
- 俺、性欲あるよ。ただ邪心はなくなった。蛾みたいなケバい女がいて、今晩ヤッてやろうみたいなものはない。
- ブッダバーみたいに神社バーが世界にできたら面白いと思うんだ。鳥居くぐって座敷の飲み屋がある、みたいな。そういうのイビザでやりたいな。
- なにが真実であるのか、が問題ではない。 人の物語はさておき、 自分の物語を、迷わず進めるかどうか。
- iPhoneが優れている点の一つは、テレビというローカル・コンテンツではなく、YouTubeを選択したところだ。 そう考えると、いまのテレビ周りには、まだまだビジネス・チャンスがあるということだろう。
- 東京って海って全く大切にしてないでしょ。バルセロナの裏の最大の魅力というのは海だと思うんですよ。
- お金を儲けるっていうことを考えた瞬間に、それはもう20世紀的発想で、リーマン・ブラザーズと一緒なんだよ。
- グーグルの限界は、リアルワールドを制することができないことにある。 だから本当のポータルとは、今後iPhoneのようなものになるだろう。
- エマージェンシー・ブランケットは繊維毛布の約5?6倍の保湿力を持っており、身体に巻くだけで身体から放出される熱の約8割を外に逃さず保持し、氷点下に近い外気温でも体温の低下を防ぐことができます。
- 旅の達人になることは、人生の達人になることを意味するのです。
- コンピューターであれ、携帯電話であれ、バッテリーがなくなってしまってはおしまい。電源が入らない機械ほど、邪魔なものはありません。しかし、いつでも安定した電源を供給できる環境にあるとは限りません。だから、旅行の際に僕がいつも持ち歩くのが、ソーラーで乾電池を充電できるシステムです。
- 旅先であちこち歩いて疲れたときに僕が愛用しているのは、メディキュット(ドクター・ショール)です。これは、簡単に言えばきついソックスやタイツのようなもので、足にかかる圧力によって血行を促進するものです。
- 日々、街が文化拠点を失い、あらゆる場所が風俗化、居酒屋化に向かっているように思える。 欲望と低価格が唯一の魅力。
- いま日本が転換しなくては行けないのは自然回帰だけではなく、ライフスタイルの見直しによる社会と産業成長の二輪であることは間違いない。
- 僕が使っているのは、「バイオレッタソーラーギア」です。これの良いところは、USB出力が可能な点で、iphoneなどの携帯電話、デジカメなどのチャージが簡単にできます。
- 東京に住んでいる僕たちは多少慣らされてはいるが、それでも花粉症をはじめとするアレルギー患者が年々増え、花粉がピークの頃には都内でSF映画のようなマスク姿の人が増えるのは、どうもおかしい。
- CDやレコード、DVDはサーバーに保存すればどこにいても引き出せるし、漫画も、よっぽどのモノでない限り、所有する必要はない。また、天災に対する保険的な意味でも、CDやレコードをサーバーに蓄積することは良いといえる。
- おかしな話だが、インターネットの仕事をしている人に限って、都心で働いている。
- 次のウェブ革命って何か考えているんだけど、それは 「物々交換」かもって思っている。
- 35歳までに何をしたかで人生は決まる。
- この夏、日本の映像業界が協力してはじめなくてはいけないのは、照明が明るいデジタル放送ではなく、未来を明るくする東北映像産業復興なのは言うまでもない。それが、日本のエンターテイメントの底力であると、僕は信じたい。
- いま考えるべき時代の表現とは、劇中の過度な明るさではなく、素敵な夜の明るさだろう。
- エンターテイメント産業は、場、人、資本の上に成り立つ、見た事もないものを作るクリエイティブな産業装置であり、その場しのぎの楽しさの追求ではない。
- ケアンズから1時間弱の場所にある、ヒッピーの隠れ里のような街。鉄道の駅があるんだけど、とても小さな街で穏やかな雰囲気。小さな規模、自然が豊かっていうのは、これからの旅先として重要なことだと思う。キュランダは、その要素を兼ね備えているかな。
- これからの街、ということでムイネー。ホーチミンから車で2時間くらい。1万円もしないので、僕はタクシーで行く。漁村なんだけど、近くに雄大な砂漠があって、なかなかのリゾートホテルが1泊5,000円くらい。ベトナム料理も旨いし、ここは穴場ですね。
- 今、世界で一番好きな街。サッカーは強いし、飯は旨いし、穏やかな気候だし。当然、面白い人も集まってきている。写真は音楽フェスのソナー。世界中のフェスに行ったけれど、ソナーが一番かな。ジェフ・ミルズの20年前のセットを再現とか、面白い試みがある。(スペイン・バルセロナ)
- ニャチャンは完全なリゾート地なので好きではないけれど、ニャチャンから船で行くSix-Senseの〈Hideway〉というホテルは、昨年泊まった30以上のホテルの中で一番。波音が聞こえるようにとか、自然との共生を考えて設計されているところがお気に入り。
- アメリカ大陸からは、意外かもしれないけれど、トロント。まだカルチャーが残っている。1980年代のニューヨークみたいな雰囲気を感じるな。建築も面白いし、音楽、デザインなど、アメリカがダメになってしまった分、このトロントに集まってきているのかも。
- 奥地はアボリジニの聖地。ティー・ツリーっていうハーブが川に流れ出ているんだけど、このハーブは殺菌作用が強いので、今でも川の中で出産するらしい。だから、聖地なんですね。街中は、みんな裸足でMacを持って歩いているような、他に類を見ない観光地。
- 北部はテロなんかがあるらしいけれど、南部はとてもピースフルな雰囲気。特に満月の時には、休日になって、静かに祈りを捧げるんだけど、いわゆるフルムーンパーティみたいな馬鹿な雰囲気は一切なし。自然のサイクルのカレンダーで生きている場所です。
- 困った時にどこかへ行くというのは、逃げているわけではなくて、むしろ旅の中で新しい強さを発見するんです。客観的に自分がどんな人間なのかを発見できれば、次に自分がどう動くべきかがわかる。だから、僕は旅を続けているんです。
- 旅に出ると、俗っぽいことを置いていけるじゃない。電気代を払わなきゃ、みたいな些末なことから、僕みたいに女ともめている、みたいな面倒な話まで(笑)。俗っぽさを置いていけるというのは、非常に大きいんですよ。
- これね、体重計なんです。(日テレ アナザースカイより)MAQUINO 体重計 ホワイト
- 僕自身は、日本人のサバイバル法のひとつとして、単純にカロリー摂取を減らしてはどうか、と思っている。
- 「共有」ってバルセロナのキーワードなんですよ。
- 水って、どこの国でも危ないから、これ簡単な濾過器。南インドとか行って、ミネラルウォーターとか売ってないとこありますよ。それで吸うんですよ、ストローみたいに。(ストロー浄水器 )
- 自然の厳しい冬山にいる時に、環境がどうのとか、地球にやさしいとかいう人はいないだろう。沖縄を直撃する台風の真っただ中を知っていれば、やさしい、などという言葉は、馬鹿にしてるのか?と思えるほどだ。信号機が倒れるんだよ、実際島にいると。
- テレビの影響力は思った以上にある。無料でもない。じつは、自分の時間や考え方と引き換えているのだ。
- 自然と近くなるということは、わかりやすいものとの距離を置くことを意味している。
- 夢だけでは現実認識も、確実な未来も描ききれない。現在を的確に認識し、その機能を引き出せる方法を見い出せれば、未来への突破口は必ずある。これは、あらゆる商品やサービスの基本だ。
- 僕は自然を身体で考え感じる日々の中で、大自然への移住ではなく、都会とのハイスピードな往復によって、新しいなにかをつかめるのでは、とトライしている。
- じつは、20代前半に、2ドアの乗用車で、都内で2年半もの間、その中で暮らしていたのを思い出した。当時は、お金もなく、家もなく、欲しいものは山のようにあったが、コンピューターとビデオカメラと食料を積んだ僕の車は、いま考えても移動する楽園だった。
- じつは野宿する場所によって、効能もかなり違っていて、ここは肩こりによい、ここは頭痛がなくなる、よく眠れるなど、まるで温泉のようだが、その効き目は温泉の比ではない。そして、あちこちで野宿すると、じつにいろいろなことを学ぶ。
- 目的地は、なんとなくだけど自分なりにあって、情報たっぷりの地図もいくつか持ってるけど、いまの自分の場所がわからないから、地図が使えないのでどうしよう?この本は、そんな本です。『私の名前は高城 剛。住所不定、職業不明。』
- 歴史はなぜ大事かっていうと、未来を考えるために大事なんですよ。
- 目に見えないものを、どう伝えていくかという時代に、僕はなると思いますよ。
- 僕はストレスがすごいあると思われるけど、まったくないのは、そのときの直感だけで生きてるからです。
- 自分がその場所に行って、どんな時でも楽しむことに、全力を注いでるんですよ。
- 今世界トップ10レストランのうち、4つはスペインなんですよ。
- 僕は危険な未来に敢えて誰よりも早く切りこんで、時には傷だらけになりながらも、いち早く危険と可能性を察知し、それを誰よりも早く実践し、文字、映像、音楽などに変えて、次の世代に伝えていきたいと思っています。それは、これからも変わらない自分の揺るぎない未来との付き合い方だと思ってます。
- そして"ウルトラフラット"化の次の世界は"リキッド化"です。流れるように動いていく世界が現れるはずです。そこではコンピュータを持ってバッグひとつで世界を飛び回るのが当たり前になる。それはジェットセッターなんていう優雅ものではなく、サバイバルのための必然でしょう。
- 二十世紀的デザイン・オフィスと決別して、次のスタイルを誰よりも早く模索するのが、クリエイターと呼ばれる人たちの仕事だと思います。モノも人もさらに流動性を高めていく。(2008.10 インタビューより)
- 日本人という優秀な民族は、もっと世界で活躍しなければいけない。 そのためには新しい"考え方" "スタイル"が必要になる。(2008.10 インタビューより)
- 一カ所に縛られている方がリスクが高い。危機管理の一環として世界中を飛び回るべき。つまり、「何にも属さない生き方」を実践しなければいけない。
- 哲学と宗教とアートが一緒になったようなもの。それが21世紀の娯楽になると思うし、そういったものが増えてくると思います。(2008.10 インタビューより)
- 人間とは一体なんなのか、ここにいる私とは一体誰なのかを 自問自答せざるを得なくなる。だから、21世紀最大の娯楽は"哲学"になる。
- 極めて小さなコミュニティのなかでサーキュレーションを構築する。食料、資源、外交、娯楽。そうしたものを外部に依存しない生き方を自分なりにつくりあげないといけません。
- 二十世紀的には、ヒップホップのPVにあるように、豪華な改造車を何台も持って、ゴールドをジャラジャラさせることが、ある意味二十世紀的価値観の頂点でした。タンジブル・エコノミ?において、ゴールドはまだ価値があると思いますが、どちらにしろ二十世紀的です。
- ストックを捨てて、自分自身の流動性を高める。カバンひとつで生きていけること、 明日、どこに行っても生きていけることが大事になってくる。
- EUの発足を契機にロンドンには東欧・ロシアからの労働者が大量にやってきたてイギリス人から仕事を奪っていった。今ロンドンには東欧・ロシアからの労働者が100万人住んでいると言われているんです。?イギリス人は、もはや自国の実体経済に戻れない。そこには、既にポーランド人がいるからです。
- "ウルトラフラット"とは何か。ひとつの譬え話で言うと国境によってその内側にいる国民を守る、ことができなくなるということです。
- いま「近代」というOSが崩壊した。この崩壊からリスタートまでの一瞬のタイミングを逃すと21世紀を生き残ることができない。(2008.10 インタビューより)
- テレビもネットも信用してはいけない。自分の見たもの、会った人だけしか信頼してはいけない。
- 要は国や政府、あるいは大企業やメディアが扱う事柄を、小さなスケールでいいから個人でやっていくことが大事だと考えてます。そうすることで、近代社会のサイクルを、自分の目で確かめられるのです。(2008.10 インタビューより)
- ガスや電気といった当たり前の社会インフラだと思っていたものが止まっても、生きていけるように準備しておかないといけない。つまり、自分の人生を国や政府に預けてはいけない。その方がリスクが高い時代になると思う。(2008.10 インタビューより)
- 世界が"ウルトラフラット化"することは何年も前から感じていたので、すでに北海道と沖縄、それに海外にいくつかの拠点を作り分散し、なにがあってもいいように、どこにでもいけるように、持ち物をスーツケース数個だけにまとめました。(2008.10 インタビューより)
- 「水・食料」「資源・エネルギー」「外交」「娯楽」。この4つを個人で確保する。 自分の人生を国や政府に預けてはいけない。その方がリスクが高い。(2008.10 インタビューより)
- 20世紀=アメリカの時代=戦争とギャンブル資本主義の時代」がついに終焉。世界は真の"スーパーフラット"を迎え、実体経済だけが残る。
- 社会が混とんとした時こそ、真のクリエイティブ、引いては、あたらしい考え方が求められるというのも歴史の教えです。
- 僕は経済の専門家ではありません。金融工学もなんとなくでしか理解していません。しかし、時代性や流行に敏感であることが求められるクリエイターです。逆説的ですが、このような金融危機を予測、理解できなければ、クリエイターとして失格です。
- 日本の広告業界はファストフードをはじめとする、“食のスポンサー”に支えられている。
- 監視社会の行く先が「人」になると、社会が崩壊する
- 日本のいくつかの原発は、構造上の問題があり、地震大国ということもあって、保険の引き受け手がなかなか見つからないことは、世界では常識でした。
- 新聞も系列であり、なによりテレビが「日本のシステム」の一員だから「情報談合」し「自主規制」の日々はきっと今後も続くのでしょう。
- フェラーリとかポルシェに乗ってるのカッコ悪くて。時代に合ってないでしょ。先日、街中でフェラーリが走ってるの見て、超ダセえ、今こっちいったら負けだなと思って。今住んでるバルセロナでも、歩いてるか自転車ですね。
- お金をかけずに思いっきり遊ぶこと。それを真剣に追求したほうがいい。最近の僕だったら、意外かもしれないけど、チーズケーキ作るのが超楽しい。
- 米国が福島原発事故を問題視しているのは、小型原発を中心としたこの戦略転換を大きくさせられたからで、情報戦争の覇者米国の次の戦略が、次世代エネルギー覇権だったのに、白紙に近くなってしまったからであろう。石油に限らずあらゆるエネルギーも、一国ではなくグローバルで見なければわからない。
- スペインでは、もうじきサマータイムがはじまり、太陽光を有効に使える。冗談っぽく聞こえるかもしれないが、シエスタの導入なども、いずれ検討し、集中電力の分散をし、しかもピースなライフスタイルを考える必要があると真剣に思う。
- 今って20代のコが、困ってマイケル・サンデルとか読んでるわけでしょ。物文化の時代はすでに終わってて、哲学的なものに意識がシフトしてる。
- アイデア力を上げるには、ひたすら移動すればいいのですが、移動力を上げるには、とにかくコンパクトに暮らすことです。
- コネがあったり、予算がいっぱいないと良いモノが作れないっていうのは、本当のクリエイターじゃない。独自の視点を持っているかどうかが、平等で厳しく問われるメディアであるがゆえに、インターネットはとても面白いんです。
- 僕もそうですが、これから「趣味」は、なくなる時代になると思います。皆、好きなことをもっとするようになるから、それは趣味と言えなくなるでしょう。同じように「余暇」もなくなるでしょう。きっと「主暇」が増えると思います。
- 未来学者のロベルト・ユンクは「21世紀に世界を支配するのは経済指標の最高位を示す国ではなく、機械と人間の共存を解決した国家である」と書いています。?僕は日本がそうであってほしいとずっと考え、先端テクノロジーと個々のライフスタイルのバランスに注力しています。
- カメラとPCと性能のいいヘッドホンがあれば、日常的には他はいりません。2週間とかスタジオにこもるときには、玄米釜を持って入ってますけど(笑)。
- 完全にモノを脱却して、住居はどこでもよくて、食物を作ったり、エネルギーを作ったりっていう二十一世紀型高城剛と、未だにいろんなものを買って、物質に固執してしまう二十世紀型高城剛、その二つが正直まだ僕の中で共存しています。
- 風のように生きたいし、転がる石や流れる川のように、日々を生きています。ただ、大きな仕事に関してはだいたい7年間のスパンで考えています。7年で考えて、実際には10年くらいかかるというパターンが多いですね。
- なんとなくの社会変化がつかめるのが、20年先ぐらいまで。しかし、自分に関しては特に人生設計のようなモノは、あまり考えていません。流されるままですよ。それが楽しい。
- 可能な限り「各々が発電」し、「自由に売電」できる未来。技術的なハードルは越えられても、独占や体制というハードルを越える事が本当にできるのか?あらゆる言い訳と圧力が押し寄せると思うが、各々の「節電」より各々の「発電」と「売電」の自由に日本の未来の命運があるのではないだろうか。
- 発電も、ドンドン小さく個別発電の時代へと変わっていく。これも、スマートグリッド時代の特徴だ。
- ITの先駆者こそが向かう先は、次世代エネルギーなのは間違いなし、いまからでも遅くはない。どんなに大変でも、例え小さくてもエネルギー産業を考えるべき時がいまだ。
- 実は、米国での新エネルギー産業の筆頭はご存知ビル・ゲイツ。東芝などと組んで、小型原発を世界に売り込む先頭にいる。そして、その個別エネルギーを管理調査する会社のひとつが「グーグル」。
- もう、お分かりだと思うが、ITの次の仕事はエネルギー産業である。
- 「日本とはなにか」を考えはじめると、伊勢とか出雲とか、日本の起源に眼を向ける人が多くなるでしょう。そこからなにかを学んだり、日本のオリジナルな部分を大切にするようなムーブメントが起こってくるんじゃないかと思います。
- 日本の場合だと良くも悪くも小泉改革から18年後、2018年に新しいムーブメントが誕生するんではないかと、期待を込めて考えています。
- 「悪いこと」や「隠しごと」は、ドンドンできなくなるのです。それが、世界を本当の意味で変えていくことになるでしょう。
- 静寂な地は、二十一世紀の黄金です。
- 困ったときこそ、自らバージョンを上げることができることを学ぶべきです。火事場の馬鹿力というのもありますが、常に、解答は他者ではなく自分の中にあるのです。困難は自分の中にある答えを見つける機会に過ぎません。
- 本当に日本のことを思うなら、すぐに海外に出るべきです。かつての脱藩者のように。
- 悩みがない人はいないはずです。人生はそういう風にできているから。だから、悩みと言われるものをどう捉えるか、がすべてです。ほっておいたり、無視するのではなく、捉え方を変えるだけで、すべては変わるのです。
- 情報を持つ人が偉いという風潮はとても危険です。
- 外部情報によってインスパイアされたものは、見た目は良くても稚拙なのです。
- 素晴らしいアイデアを、素早く皆で形にすることが、希望になる。
- 世界の小さなニュースが、やがて大きな事変になるのは歴史の教えだ。グローバル化した世界では、すべてはほぼ相似形であり、小さな問題は、実は大きな問題をいつも内包している。
- 時代はインターネットによる情報交流の時代から、 もっと物理的な人間そのものの交流の時代へと大きく変わってきているのです。 すなわち二十一世紀の民族大移動が、もうはじまっているのです。 『サバイバル時代の海外旅行術』
- チェルノブイリ原発事故からソ連崩壊まで、およそ6年であり、関東大震災から震災国債を乱発し、昭和恐慌を引き起こし、世界恐慌になるまで7年です。どちらにしろ、いまこの僕の話しをお読みになってくれているすべての人は、いま物凄い時代の変革期にいる、と自分を再認識したほうがいいと思います。
- 「今より昔」の話題は付きませんが「少し先」のことは書いていません。ですので、どんなに「情報」を集めても、「少し先」はわからないのです。
- 現在、我々が直面しているのは、震災でも原発事故でもなく、この「日本のシステム」そのものなのです。即座に対応できず、責任の所在が曖昧であり、また、システムが極めて不透明だということです。
- テレビをみれば、数年後の日本がわかる。逆に言えば、テレビが変わることが、日本が変わり自浄作用を持てる唯一の道。
- マイケルの死は、二十世紀文化が終わる合図であり、 二十世紀最大の発見である「大衆」=マスの終焉であり、ポップがもう時代にとって必要ないという知らせだろう。
- 僕、誕生日が8月18日でハイパーなんですよ。
- 日本もお寺の地下にスーパーコンピュータを設置したら、なにかが、きっと変わるだろう。
- 人に頼らず、自分を知る努力をすることが、いま、一番大切な時代ではないでしょうか。
- よく言われるパワースポットほど、邪悪な欲望の固まりの場所はないと思います。
- あと好きな言葉は、「一寸先は光」。
- Q:なにに一番頭を使っていますか? A:いかに働かないか?(笑)
- 誰になんと言われようが、好きに生きた方がいい、を実行すること。わがままとは違います。徹底的に自分と向き合ったあとで、俯瞰的に世界を見た上での自由と、ただ、好き放題に生きる自由とは、まったく異なるのです。
- コンパクトに生きることは、欲望の整理でもあるので、必然的にアイデアが純粋になるのです。
- いまは周りの情報や状況から、なにかを推論ばかりしているから、きちんと自分と対話することができなくなっていると思います。
- 鹿児島の「天空の森」。わざわざ行きたい場所です。
- 当たり前ですが、失敗はあります。でも、直感を信じ続けることが大事だと思います。
- まず、自分を愛し、自分を大切にしなければ、他者への愛も何もありません。他者のために生きるのでも、その責任を負うのでもなく、すべては自分です。
- 日本は、島国なのであたらしい航路とLCCに重きを置くべきだと思うが、既に出遅れたことは明白で、本当の孤島に向かっているように見える。