松下幸之助の名言集
2014/04/05
松下 幸之助(まつした こうのすけ、1894年〈明治27年〉11月27日 ? 1989年〈昭和64年・平成元年〉4月27日)
パナソニック(旧社名:松下電器産業、松下電器製作所、松下電気器具製作所)を一代で築き上げた日本屈指の経営者で、経営の神様とも、関係者からはオーナー 社主とも称された。
自分と同じく丁稚から身を起こした思想家の石田梅岩に倣い、PHP研究所を設立して倫理教育に乗り出す一方、晩年は松下政経塾を立ち上げ政治家の育成にも意を注いだ。
1894年11月27日、和歌山県海草郡和佐村千旦ノ木(現:和歌山市禰宜)に、小地主松下政楠・とく枝の三男として出生。
家が松の大樹の下にあったところから松下の姓を用いたとする。
1899年頃、父が相場 米相場で失敗し破産したため、一家で和歌山市本町1丁目に転居し下駄屋を始めた。
しかし父には商才もなく店を畳んだため、尋常小学校を4年で中退し9歳で宮田火鉢店に丁稚 丁稚奉公に出される。
後、奉公先を五代自転車に移した。
自転車屋奉公時代、店主に度々タバコを買いに行かされた。
その際一々買いに出かけるより纏め買いして置けば、直ぐタバコを出せる上、単価も安くなるため、これを利用して小銭を溜めた。
しかし丁稚仲間から告げ口され、店主から大目玉を食らう。
この頃から商才を顕すと共に、独り勝ちは良くないとも気づくようになった。
- この世に存在する一切のものは、すべて不要なものは一つもない。
- 私のこれまでの人生というものは、さまざまなことを教えてくれた多くの人々の「一言」によって支えられ、成り立っていると言っても過言ではありません。
- 学ぶ心さえあれば、万物すべてこれ我が師である。語らぬ石、流れる雲、つまりはこの広い宇宙、この人間の長い歴史、どんなに小さい事にでも、どんなに古い事にでも、宇宙の摂理、自然の理法が密かに脈づいているのである。
- 恵まれた生活も結構だし、恵まれない暮らしも結構、何事も結構という気持が大切だと思います。
- 経営者にとって大事なことは、何と言っても人柄やな。結局これに尽きるといっても、かまわんほどや。まず、暖かい心というか、思いやりの心を持っておるかどうかということやね。
- 仕事をする、経営をする時になにが一番大事かといえば、その仕事をすすめる人、その経営者の、熱意やね。溢れるような情熱、熱意。そういうものをまずその人が持っておるかどうかということや。熱意があれば知恵が生まれてくる。
- 指導者に、ぜひともこれをやりたいという強い熱意があれば、それは必ず人を動かすだろう。そしてその熱意に感じて、知恵ある人は知恵を、才能ある人は才能をといったように、それぞれの人が自分の持てるものを提供してくれるだろう。
- 指導者は才能なきことを憂うる必要はないが、 熱意なきことをおそれなくてはならないと思う。
- 私は、失敗するかもしれないけれども、やってみようというようなことは決してしません。絶対に成功するのだということを、確信してやるのです。何が何でもやるのだ、という意気込みでやるのです。
- 私は小さい頃貧しかったので、最初は腹一杯食べたい夢でした。丁稚奉公にいってからは、貯金して早く店を持ちたいと思いました。商売をはじめても、大きな会社など望みませんでした。一段上の夢を着実にこなしていっただけです。
叱るときには、本気で叱らんと部下は可哀想やで。策でもって叱ってはあかんよ。けど、いつでも、人間は偉大な存在であるという考えを根底に持っておらんとね。 - 失敗の原因を素直に認識し、「これは非常にいい体験だった。尊い教訓になった」というところまで心を開く人は、後日進歩し成長する人だと思います。
- 社会生活は日々これ戦い、日々これ苦難。その時に心が動揺するかしないかは、信念の有無で決まる。
- 春を楽しむように人生を楽しむ心があるならば、やがてまた春のそよ風のように、心もやわらいで、生き甲斐も感じられてきます。
- 商売とは、感動を与えることである。
- それでお客様は喜びますか?
- 不景気になっても志さえしっかりと持っておれば、それは人を育てさらに経営の体質を強化する絶好のチャンスである。
- 不況のときは何が正しいか考え、訴え、改革せよ。
- 不況、難局こそ何が正しいかを考える好機である。不況の時こそ事を起こすべし。
- かってない困難、かってない不況からはかってない革新が生まれる。それは技術における革新、製品開発、販売、宣伝、営業における革新である。そしてかってない革新からはかってない飛躍がうまれる。
不況の時こそ会社発展の千載一遇の好機である。商売は考え方一つ、やりかた一つでどうにでもなるものだ。 - 不況は物の価値を知るための得難い経験である。
- 不況は贅肉を取るための注射である。今より健康になるための薬であるからいたずらにおびえてはならない。
- ある人物が言った「成功する秘訣を教えてください」 松下幸之助はこう答えた「成功するまで続けたからです」
- たとえ3日間の手伝い仕事であっても、その仕事に一生のような心構えで真剣に立ち向かうならば、そこから必ず大きなものを得ることができる。ということです。
- 礼儀作法は人間関係を滑らかにする。社会生活の潤滑油である
- 事を遂げる者は愚直でなければならぬ。才走ってはうまくいかない。
- 逆境もよし、順境もよし。要はその与えられた境遇を素直に生き抜くことである。
- 才能がハシゴをつくるのではない。やはり熱意である。
- 叱ってくれる人を持つことは、大きな幸福である。
仕事には知恵も才能も大事。しかし、より大事なのは平凡、些細なことを疎かにしない心がけです。 - 自社伝統の精神を部下、後輩に話し伝えることは、 社員たるものの尊い仕事であり義務である。
- 失敗したところでやめるから失敗になる。 成功するまで続けたら、それは成功になる。
- 自分が方向を変えれば 新しい道はいくらでも開ける。
- 人は、松下さんは成功した、結構ですなと言うてくれる。なぜに成功したんですか?とよう尋ねられるけども、どうして成功したのか? わしにも分からん(笑)。いい部下に恵まれたこと、ひいきにしてくださるお…
- 自らも楽しみ人々にも喜びを与える。大切な人生をこうした心構えで送りたい。
- 無限に発展する道はいくらでもある。要はその道を探し出す努力である。
- 立派な歴史伝統を持つ会社でも人を得なければ徐々に衰微する。歴史、伝統を生かすのも人である。
- 以前、どこかの会社の社長が、知恵ある者は知恵を出せ、知恵無き者は汗を出せ、それも出来ない者は去れ、と社員に言っていたことがある。 私は部下に大いに働いてもらうコツの一つは、部下が働こうとするのを、じゃましないようにするということだと思います。
- 偉人のやり方をそのまま真似るというのではなく、それにヒントを得て自分の持ち味に合わせたあり方を生み出さねばならないと思う。
苦難がくればそれもよし、順調ならばさらによし、という心づもりを常に持ち、人一倍の働きを積み重ねてゆくことが大切だと思う。 - 私は死の直前まで運命に素直に従いたい。
- 衆知を集めないというのは、言ってみれば、自分の財産は自分が持っている時だけしかないと思っている人と同じやね。少しひらけた人なら・・・全世界は自分のものだと思っている。 しかし全部自分で持っているのはめんどうだから預けておこう、というようなもんやな。
- 不景気になると商品が吟味され、経営が吟味され、経営者が吟味されて、そして事が決せられる。従って非常にいい経営者のもとに人が育っている会社は好況のときは勿論、不況の時にはさらに伸びる。
- 不況の時は素直な心で、お互い不信感を持たず、対処すべき正しい道を求めることである。そのためには一人一人の良心を涵養しなければならない。
- 不況といい好況といい人間が作り出したものである。人間それをなくせないはずはない。
- 信念を持っていつも希望を失わないでやることだ。「天は二物を与えず」と言うが、逆に「なるほど、天は二物を与えないが、しかし一物は与えてくれる」ということが言えると思う。その与えられた一つのものを、大事にして育て上げることである。
- 「お客様の苦情から商品の欠陥が判る。お客様の要望が新商品のヒントになる。お客様とは本当に有難いものです。」
- そうしてこそあらゆる場合に直面しても動じない精神が身につくということでしょう。私のこれまでの体験からいうと、現在与えられた今の仕事に打ち込めないような心構えではどこの職場に変わっても決していい仕事はできない。
- では健康であるために必要なことは何かというと栄養であるとか、休養とかいろいろあるが、特に大切なのは心の持ち方です。命をかけるというほどの熱意を持って仕事に打ち込んでいる人は少々忙しくても疲れもせず、病気もしないものです。
いかにすぐれた才能があっても、健康を損なってしまっては十分な仕事もできず、その才能もいかされないまま終わってしまいます。 いかにすぐれた才能があっても、健康を損なってしまっては十分な仕事もできず、その才能もいかされないまま終わってしまいます。 - 競争も必要、対立することもあっていい。だが敵をも愛する豊かな心を持ちたい。
- 経営というものは、天地自然の理にしたがい、世間大衆の声を聞き、社内の衆知を集めて、なすべきことを行っていけば、必ず成功するものである。
- こけたら立ちなはれ
- 志を立てるのに、老いも若きもない。そして志あるところ、老いも若きも道は必ず開けるのである。
- 心の持ち方で結果が変わる。楽観か悲観か、積極か消極か。心のあり方如何で、物の見方が変わってくる。
- 心を定め 希望をもって歩むならば必ず道はひらけてくる深い喜びも そこから生まれてくる
- この世に100パーセントの不幸というものはない。50パーセントの不幸はあるけれども、反面そこに50パーセントの幸せがあるわけだ。人間はそれに気がつかなければいけない。とかく人間の感情というものは、うまくいけば有頂天になるが、悪くなったら悲観する。これは人間の…
- 仕事に悩みがあって、その悩みからヒントを得て解決するというときに、始めてコツがわかってきます。経営にとって、非常に難しい状態とか悩みとかいうものは本当は大きなプラスなのです。経営も経済も、行き詰れば行き詰るほど必ず道は開けてくるのです。
- 仕事をするに当たって、まず心を磨くというか、ものの考え方を成長させる必要があります。
自然の理にかなったことで、事が成らないものはない。 何にもとらわれない素直な心で、何が理なのかを見極めつつ行動していきたい。 - 自分が利を得るために、不必要に自分の膝を屈することは決してすまい。 なぜなら、 そうして得られた応援や協力は、また目に見えないしがらみを生み、道を暗くするからである。
- 自分は自分である。 何億の人間がいても自分は自分である。 そこに自分の自信があり、誇りがある。
- 自分をほめてあげたいという心境になる日を持ちたい。
- 社長こそ心配する役や。社員の中で一番心配が多いのが社長である。そこに社長としての生きがいがあるんだということを、 私は自分自身に言いきかせて、それで難関を突破してきたわけです。
- 十のサービスを受けたら十一を返す。 その余分の一のプラスがなければ、 社会は繁栄していかない。
- 人生における成功の姿は、 予知できない障害を乗り越え、 自分に与えられた道を着実に歩んでいくことにあらわれる。
- 心配や憂いは新しいものを考え出すひとつの転機。 正々堂々とこれに取り組めば新たな道が開けてくれる。
- すべての人を自分より偉いと思って仕事をすれば必ずうまくいくし、 とてつもなく大きな仕事ができるものだ。
- 誠意や真心から出たことばや行動は、 それ自体が尊く、相手の心を打つものです。
成功は自分の努力ではなく、 運のおかげである。 - 青春とは心の若さである。信念と希望にあふれ、勇気にみちて、日に新たな活動を続けるかぎり、青春は永遠にその人のものである。
- 全体で決まったことなので・・・などというのは、 責任者として取るべき責任の自覚が欠けている
- たとえ平凡で小さなことでも、 それを自分なりに深く噛みしめ味わえば 大きな体験に匹敵します。
- 他人はすべて自分よりもアカンと思うよりも、 他人は自分よりエライのだ、自分にないものをもっているのだ、 と思うほうが結局はトクである。
- 誰でもそうやけど、反省する人は、きっと成功するな。本当に正しく反省する。そうすると次に何をすべきか、何をしたらいかんかということがきちんとわかるからな。それで成長していくわけや、人間として。
- 人間は本来働きたいもの。働くことをじゃましないことが、一番うまい人の使い方である。
- 誰にでも与えるものはある。笑顔を与える、笑いを与える。求める活動から与える活動へ転換をはかりたい
- 長所や短所というものは絶対的なものではない。 力強さは使命感を持つところから生まれる。
- 時には常識や知識から開放され、 思いつきというものを大切にしてみてはどうだろうか。
とにかく、考えてみることである。工夫してみることである。そして、やってみることである。失敗すればやり直せばいい。 - どんなに悔いても過去は変わらない。どれほど心配したところで未来もどうなるものでもない。いま、現在に最善を尽くすことである。
- なすべきことをなす勇気と、人の声に私心なく耳を傾ける謙虚さがあれば、知恵はこんこんと湧き出てくるものです。
- 何をなすべきかの目標を持ち、使命感を持って、みんなが一致団結するところに成果がある。
- 悩みに負けてしまわず、自分なりの新しい見方、解釈を見出して、その悩みを乗り越えていくことが大切である。
- 悩んでも悩まない、そういうように感じることができれば、人生は決して心配することはない
- 人間というものは、気分が大事です。気分がくさっていると、立派な知恵才覚を持っている人でも、それを十分に生かせません。しかし気分が非常にいいと、今まで気づかなかったことも考えつき、だんだん活動が増してきます。
- 万策尽きたと思うな! 自ら断崖絶壁の淵にたて。その時はじめて新たなる風は必ず吹く。
- 人には燃えることが重要だ。燃えるためには薪が必要である。薪は悩みである。悩みが人を成長させる。
- 仮に、その人が自分の仕事に生きがいを感じられないというように不平を言ったら、「その不平はまちがっている。あなたの仕事の結果はこういうふうに世間に役立っているのですよ。だから、非常に尊い仕事なんですよ」と、言ってあげる。 そういうことが言えないと、人と指導する…
人の長所が多く目につく人は幸せである。 - 人は何度やりそこなっても、「もういっぺん」の勇気を失わなければ、かならずものになる。
- 人を使うには、ほめて使う、叱って使う、批判して使うなどいろいろあるが、ほめて使う人が概して成功している。
- 病気と寿命は別のもの。病がいつ死につながるかは寿命に任せ、病を一つの試練と観じ味わい、大事に大切に養いたい
- 部下の失敗はただ叱れば良いというものではない。失敗を自覚している時には慰めも又必要です。
- 普通の努力ではチャンスをチャンスと見極められない。熱心の上に熱心であることが見極める眼を開く。
- まず汗を出せ、汗の中から知恵を出せ、それが出来ないものは去れ。
- 世の中の多くの人は、少々うまい事いかなくなると途中で諦めてしまう。本当に物事を成し遂げる為には、成功するまで諦めない事である。やっていくうちに、世の中の情熱が有利に展開していくことだってあるのだから。
- わしは必ずしも成功したとは考えておらん。なんといっても、人間として生まれてきた以上は、人間としての成功が大事やからね。まだまだそういう意味では成功したとはいえんわけや。
- 一生懸命な人にしかチャンスは微笑まない。