渋沢 栄一の名言集
2014/03/18
渋沢 栄一(しぶさわ えいいち、天保11年2月13日 (旧暦)
幕末の幕臣、明治~大正初期の大蔵省 大蔵官僚、実業家。第一国立銀行や王子製紙・日本郵船・東京証券取引所などといった多種多様の企業の設立・経営に関わり、日本資本主義の父と呼ばれる
正二位勲一等子爵。雅号は青淵(せいえん)。戒名は泰徳院殿仁智義譲青淵大居士。
天保11年(1840年)2月13日、武蔵国榛沢郡血洗島村(現埼玉県深谷市)に父・市郎右衛門、母・エイの長男として生まれた。幼名は市三郎。のちに、栄一郎、篤太夫、篤太郎。渋沢成一郎は従兄
- 慶喜が将軍職に就いた時、陸軍奉行支配調役に出世。「亡国の臣となるのは必然である。元の通り浪人になると決めたのはその年の11月頃でした」
- 「少しは改まったかに見えますが、枝葉のことばかりで、土台そのものは腐っているとしか思われません」
- 「撃剣は目録をもらうところまでいったが、新三郎と仲違い をして、目録はもらわずじまいだったから、まあ田舎初段くら いのところだろう」
- 「平岡は、わしの身代わりになった」
- 「余は失望落胆、不平不満やる方なかりき」徳川慶喜公伝。
- 「いささか、心に誓ったことがありますので」
- 「また雨ざらしにされるのは、ごめんだね」銅像建立の話を聞いての言葉
- 事業を始める時の心得。1それが道理正しい仕事であるかどうか。2時運に適合しているかどうか。3己の分にふさわしいかどうか。4人の和をえているかどうか。
- 「金はたまるべきもので、ためるべきものではない」
- 「わたしは実業家で通す決心です」
- 「こんなところへ流れてくるのだ。どうせろくな先祖ではない」
- 「其の費途僅少にして、能く優秀の成績を見る。是れ本軍の一特長所にして、而して其世間を裨補するの功、亦大なりといふを得べし」
- 「グラント将軍歓迎こそ、わが国民外交の最初なり」
- 「御用達などの名義によって、一橋家にお出入りをお許し下されば、事ある時には壮士を率いて一橋家のために従うこともできます」
- アリストテレスは「すべての商売は罪悪なり」孟子も「富をなせば仁ならず、仁なせば富まず」といっている。人文の開けぬ時代の言葉だが、ひとしく味わうべき言葉である。
- 「どんな利巧な人でも、会があるから成功することができる。だから成功したら社会に恩返しするのは当然だ」
- 「小言も、積んでは大事となる」
- 「わたしが、もし一身一家の富むことばかり考えたら、三井や岩崎にも負けなかったろうよ。これは負けおしみではないぞ」
- 「みんなで責任を分担する。利益も配分する。だからこそ仕事に励みが出てくるというものでしょう」
- 今の徳川を家屋にたとえて言うと、土台も柱も腐り、屋根も二階も朽ちた大きな家のごときもの。もしこれを修繕しようと言うには大黒柱一本を取り替えたとて、それで保つものではない。
- 「児玉さん。私も一兵卒として働きます」日露戦争で「不戦論」だったが、内務大臣と台湾総督の地位も捨て作戦本部次長になって、涙を流して「開戦論」を説いた児玉源太郎に対する言葉に、涙ながらに答えた。
- 「一体、私たちは、何のために日本の経済を今日まで大きくしたのですか。こういうときにこそ、今、困っている多くの人々を救うためにしてきたのです。私は、財界の使命が、ここにあると思います」
- 「これから日本に起る事業は、もっともっと規模の大きなものにならなければ、とても欧米には追い着けません」
- 「努力し合い話合うことの中で、互いに発見があるものです。一人の人間が頭からきめつけてすむことではありません」
- 「天下を乱す人こそ天下を治める人でありますから、そのように力量のある人物をすべてお館にお集めになったなら乱すものが治める者に変じます」
- 「金は働きのカスだ。機械を運転しているとカスがたまるように、人間もよく働いていれば、金がたまる」
- 「よく集め、よく散ぜよ」
- 発見!!渋沢栄一「こんな男が居た」
- 「それはいけません。そんなことは余計なことです。本人にやれるカがあるならば別の話ですが、私の孫だからという理由だけで頭取にするのは間違っています」
- 維新の元老、井上、伊藤、大隈等は、迷信がかった事はなかった。
- 「その人に就いて、その国を想う」
- 特定の神仏を信心する事は無いが、寺社仏閣を尊ぶ念はある。天という無名のものがあって、玄妙不可思議なる因果の法則を支配し、これにさからう者は滅び、これにしたがうものは栄える。
- 「政界だけに人材が集まるのは国のためにはなりません。一国の健全な発達のためには経済の発達を必要とします。そのための実業界入りです。これは男子の本懐です」34歳の時。
- 「道徳的規範をもたないまま近代資本主義社会になだれこんだ場合、弱肉強食の世界が出現する」
- 「士魂商才」
- 自分一人が金儲けをする気は毛頭ない。
- 「資本を持寄るだけでなく、どんな人にも人それぞれにとりえというものがあります。そのとりえを持寄って働く。これまた、人間を人形にしない工夫ではありませんか」
- 「さて、おのおのがた……」
- 「グラント将軍はいかにも武人らしく、感情をほとんど表面に出さぬ人であった」
- 「出来る出来ないではなく、なさねばならぬのです」
- 「おれもこんな田舎におっては時流におくれる」
- 「親がなければ、代官を殴り飛ばして出奔したかも知れない。あの時は本当に腹が立ったよ」
- 渋沢家は、戦後、GHQの財閥指定を受けたが、その後の調べで財閥指定の解除をGHQの方から申し出てきた「財なき財閥」だった。
- 「幕府滅亡は時の勢いであり、あわてて帰っても仕方ない。むしろ留学を続けた方が祖国のためにもなる」
- 明眸皓歯(めいぼうこうし)に関することを除いては、俯仰天地(ふぎょうてんち)に恥じることはない
- 「道理正しいか、時運に適しているか、人の和を得ているか、おのが分にふさわしいか」
- 「余りあるをもって人を救わんとすれば人を救う時なし」
- 「このあたりに剣術の先生はいないか。また有名な学者はいないか」
- 「この家を相続出来ないから勘当してください」
- 「人を選ぶとき、家族を大切にしている人は間違いない」
- 伝え聞くイギリスの田園都市運動のように工場や農園までは無理としても、せめて日用品はそこで間に合う一並びの商店街と子供の通う学校くらいは備えたまとまりのある住宅地を、郊外の畑の中につくりたい。
- 「イタリヤの骨相学者に人相を見てもらいましたら、わたしは107つまで生きるそうです」服部「そりゃたいへんだ。渋沢さんに百七つまで生きられちゃ、これからどれだけ寄付金の御用があるかわからない。将棋どころじゃありません。もっとかせがなくちゃ」 服部時計店の創業者
- 合本法(株式組織)の道義的運営によって、富は分配されるべきものだ。独占すべきものではない
- 「感化事業は慈善事業の中でも最も重要なものであると私は思う」
- 「(弱々しい声)私はこの年になるまで、及ばずながら社会事業に尽くしてきたつもりです。皆様のお心持ちはよくわかります。老いぼれの身でどれだけ役に立つかわかりませんが、出来るだけのことはいたしましょう。それが私に与えられた最後の義務だと信じます。」
- 「先生のお世話でこんな老いぼれが平素養生していけるのは、せめてこういう時の役に立ちたいからです。もしこれがもとで私が死んでも、二十万人もの不幸な人たちが救われれば本望じゃないですか」
- 「利」を見て「義」を忘れるのが今日の時代で、経済界も政治の世界もすべての社会がそうなっている。