永守 重信の名言集

2014/03/20


永守 重信

永守 重信(ながもり しげのぶ、1944年8月28日)

日本電産の創業者

次男は、エルステッドインターナショナルの代表取締役社長・永守知博

  • 「知恵を出すということはそんなにむずかしいことではない。今自らがやっている仕事を一秒でも早く楽にできる方法を考えればよいのである」
  • 一日24時間という時間はすべての人間に平等に与えられている条件。これをどう使うかで、勝負が決まる。
  • 私は「一番以外はビリだ」と思って生きてきました。二番でもいいなんて言う考え方は駄目です。それから、異端者を評価しない会社も問題です。ちょっと変わった人間が世の中にないものを生み出している。
  • 多少の収益減があっても、将来に対する成長投資を緩めてはいけない。
  • とにかく一番にならんとあかん
  • 「歩」の人材を確実に育て、「と金」にする。それが経営者である私の仕事だ。
  • 帰りも終業時間が来てからスイッチを切ることで、始業時と終業時の前後15分、計30分の稼働時間を増やします。たった30分かもしれませんが、1日8時間労働のうち16分の1です。約6%もの生産性アップにつながるじゃありませんか。 年間通じれば、ものすごく大きな違いになります。
  • 雇用創出こそ企業の最大の社会貢献である。
  • 人間は弱いんですよ。ものすごく強そうに見えても、たかが知れてます。心がすさみ、暗くなる時に、何で自分を支えるのか。何か持っていないといかん。僕の場合は、創業小屋と京都・八瀬の九頭竜大社やね
  • 100人中80人の人が他人の擦ったマッチで燃えられる人です。マッチを持ってもいないし、誰かが燃えても自分は燃えられない人が100人中17人くらいいます。マッチを持っている人はどんどんマッチを擦り、檄を飛ばし、人を燃えさせなければならない。
  • 汚い水の中ではよい魚は育たないのと同様に、汚い工場からは決して品質のよい製品は生まれない。同様に雑然としたオフィスでは、スピーディーかつ効率的な事務処理はできない。
  • 悩んだときは本社一階に降りる。そこにある創業当時のプレハブ小屋を見る度に恐怖で震え上がり、5分もしないうちに、なにくそという気持ちになる。
  • 後発組で実績も信用もない。もちろん人手もないし、設備もなければ資金もない。こんな、ないないずくめの会社が、大手の同業他社と競争して1つでも勝てるものはないかと考えたときに思い浮かんだのが時間であった。1日24時間というのは国内のどんな大企業でも、海外の企業であろうと条件は同じだ。
  • 「問題の解決のためには現場現物主義に徹することが一番大切だ。客先に出かけ、その要望を聴き、生産現場で物づくりの原点を観る。机上評論では何の解決にもならない」
  • 今日のことは今日やる。
  • 「きょうは一日良かったなあ」「明日はもっと良い日が来る」「あさってはきょうよりもっと良い」とずーっと思ってきた
  • 「我々のサラリーは、社長である私から払うのでもなく、また、会社から支払われるものでもない。すべて我々の製品を購入いただいているお客様から、頂戴していることを忘れるべきではない」
  • 若い時の失敗、挫折の経験が立派な経営者をつくります。大企業は減点主義だから、失敗しないように注意する。そういう大企業で50歳を過ぎてから社長になった人は、リスクを取らない人が多いようです。
  • リーダーの強さがそのグループの勝負を決する。
  • 良悪は世界の顧客が決める。顧客がダメと決めたものはダメである。
  • たまには休みたい。。。
  • 「“能力は一流、人間は三流”の部門長の下では、業績は五流以下である」
  • あいさつも掃除もできない人に 新製品を開発することは できません。 中でも掃除は基本です。 人間のモラール(士気)を一番表すのは出勤率と掃除です。
  • これから求められる新入社員とは 1、あらゆる困難に立ち向かえる強い人材と組織を作ることが会社を守り、家族を守り、国を守ることにつながる。
  • 「人に信頼を得ようとすれば、人に不安を与えぬようにしなければならない。そのためには進んで状況を知らせることであり、正しく報告をすることである」
  • 企業が成長するための原則は、品質の良いものを、どこよりも早く安く作り、顧客の満足を得ることである。
  • チャレンジのないところから決して成功は生まれない。何もしない者より、何かをしようとした者を応援する。そんな社員に拍手を送る会社であり、経営者でありたい
  • 世界中に一気に不況が広がったリーマンショックとは状況が異なっており、今は経費節減は正しい方法ではない。
  • 地位や権力で人を動かすことは良策ではない。自ら実力をつけて範を示し、人を動かすことに全力をあげねばならない
  • 経営においても短期的な評価を気にするのではなく、長期的な視野で判断することが重要だ。長期にわたって持続的に成長させ強い会社にするためには、嫌な事や、つらい事でも信念を貫き率先して実行しなければいけない。
  • 今まで以上に気を奮い立たせ、力強く経営に邁進したい。事業規模を拡大し、雇用を増やすことで、日本再興の一助となれることを心から願う。
  • 「経営というものは、結局は数字がものをいう。いくら立派な理論、すばらしい表現であっても、数字という裏打ちのない机上論であれば、それは犬の遠吠えに過ぎない」
  • 失敗することはしょっちゅうある。でもリカバリーが早い。「これはいかん」と思ったら、悩んでいないで、一挙に解決する。
  • 経営者は自分で自分を動機づけなくてはいけないんです。奥さんから励ましてもらうなんてあかんのや。「社員に元気づけられた」なんて言っている経営者は何を考えているんだ。逆じゃないか
  • 「一流企業と三流企業との差は製品の差ではなく、“社員の品質”の差である。それは6S(整理・整頓・清潔・清掃・作法・躾)がいかに基本に忠実にできているか否かによるものと思う」
  • 「その人にどれだけ能力があるかという前に、どれだけ信頼できるかということが優先する。いくら有能であっても、人を裏切り、苦しみを共に分かち合うことのできない人には仕事を任せられない。信頼の基本は『ごまかさない』『にげない』『やめない』の三つにあると思う」
  • 物事が実現するか否かは、まずそれをやろうとする人が、出来ると信ずることから始まる。自ら出来ると信じたときに、その仕事の半分は終了している。
  • 仕事が達成できない理由に『人が足りない』からというのが口グセになっている幹部がいる。そういう部門をよく観察すると一番教育ができていないし、工夫も不足している
  • ビジネスに永遠という言葉はないのに、経営者にはなかなかそれが見えない。
  • 時間を有効に活用することさえできれば、何とか勝負になるのではないか。ここから生まれたのが「倍と半分の法則」であった。つまり、他社が8時間働いているのなら、わが社は倍の16時間働く。そうすれば、他社のセールスマンが得意先を1回訪問する間に、われわれは2回訪問できる。
  • いくら有能であっても、人を裏切り、苦しみを共に分かち合うことのできない人には仕事を任せられない
  • 他社の納期が2ヶ月かかるところなら、「倍と半分の法則」でわれわれは1ヶ月で納めることが可能になる。要するに、求められるものは半分で、与えるものは倍というのがこの法則の精神で、わが社の伝統としていまも受け継がれている。
  • 各国の若者に人生の目標は何かと質問した調査結果で日本の6割の若者が「人生を楽しみたい」と言って競争を放棄しているわけだから、ちょっと頑張ればすぐにトップになれる。世の中にないものを発想できる異端者も出やすい。そう考えるとこんなに明るい時代はない。
  • 能力とは違う。しまいには運がよかったんだと言い出す。38年も運だけで続きますか。世の中は「あいつは元日以外は働いているらしい、あほと違うか」と思っているが、そのくらい働かないと、こうはなりません
  • 家電や車載用モータなど一般モータの売上高比率が上がっている。2015年には精密小型モータを超える。受注が大きく増えており、収益の柱になる。
  • 企業は存在するかぎり、常に成長を続けなければならないし、成長なしに企業の活性化は図れない
  • 二番というのは、1番に近いかビリに近いかと問われれば、それはビリに近い。すなわち、1番以外はすべてビリと同じであるということを十分認識して、事にあたるべきである。
  • 「今日のことは今日やる。『今月は無理だ。来月やります』で、一年のうち1か月がなくなってしまうから、達成率が八〇%となってしまう。しかし、使うほうのお金は100%使っているから、赤字になる」
  • 成長の陰には必ずハードワーキングがある。ソフトワーキングで成長している企業はない。
  • 社内からムダ、ムラ、無理を徹底的に取り除くための努力を怠ってはならない。
  • 保育制度の充実など、女性が働きやすい環境の整備が声高に叫ばれている。そうした制度整備も重要だろうが、エグゼクティブになるには本人の仕事に対する意識の高さが最も大切ではないだろうか。
  • 「目の前に落ちている小さな部品を見つけてサッと拾おうとするか、見過ごしてしまうかねはたまた安い部品だからと踏みつけてしまうか。ちょっとした違いが各人の仕事の成果を、さらにいうならば、組織の明暗を大きく分けることになる」
  • 今回の買収で、女性の社会進出を受け入れる米国社会の懐の深さを改めて感じた。残念ながら日本電産にはエマソンの女性幹部のような人材はまだ出てきていない。グローバル企業としても、彼女たちから積極的に学ぶ必要がある。
  • 営業は機関車!営業が動かないと、注文が来ません。営業が動かないと、客先希望納期を満たす事が出来ません。営業が動かないと、他の部門は動きません。営業が動かないと、売上が上がりません。営業が動かないと、お客様から予定通り入金頂けません。営業が動かないと、会社は成長しません。
  • 今こそ、血みどろのシェア争いを勝ち抜け
  • 沈み込む谷が深ければ、登る山は高くなる。僕の人生は、その繰り返しだ。前半が悪かったから、これからますますよくなるはずや
  • 「『ノー』の連発からは何も生まれない。『すぐやる』『必ずやる』『出来るまでやる』という、常に前向きな姿勢を持ってこそ、すばらしい成果が待っている」
  • 売上は血液である。血液が無いとどんな生物でも死に至る。
  • 企業の発展を担うのは、たった一人の天才ではない。ガンバリズムをもった協調性のある凡才の絆こそ、組織の原動力である。
  • これから求められる新入社員とは 2、世界中のどこでも活躍できるグローバルな人材になるために、自らの専門分野の実力を早期に養い、実践的な外国語力を向上してほしい。
  • 「社員全員が休日返上で働く企業だから成長できるし給料も上がる。たっぷり休んで、結果的に会社が傾いて人員整理するのでは意味がない」
  • 仕事を任せるということは、常に進捗の状況と内容のチェックが行われていなければならない。それがなければ放置である
  • リーダーは信念として決めたことはどんな批判を浴びてもじっと耐えしのぎ、断固としてやり切る覚悟が必要だ。
  • 持って生まれた優れた長所を伸ばす教育をしなければ、リーダーは育たない。闘争心、競争心を潰すような教育をしてはいけません。たとえば小学校の運動会の徒競走で全員が一直線に並んでゴールのテープを切るような勝ち負けのない競争はおかしい。
  • 若い頃楽しくやって、今になって『あんたはいいな』と言う人がいる。人生を振り返って後悔するのが一番不幸
  • 「工場がきれいになる、(従業員が)休まずに来るだけで会社は黒字になる。10%以上利益を上げている会社の共通点を調べると、当たり前のことを当たり前にやっている」
  • 人間は3つのタイプに分かれていると思う。自分でマッチを擦って火をつけられる人。マッチは持っていないけれど、人が擦ったマッチで燃えられる人、マッチを擦られても燃えない人です。自分でマッチを持っていて自分で燃えることのできる人は100人中3人くらいしかいない。
  • 「昔は、1位から3位ぐらいまでは利益を享受できるなど共存共栄できていたわけです。今のグローバル競争時代では、1位の企業に全部注文がくるのです。オリンピックでは、金から銅まで褒めてもらえますが、企業競争の世界では、銀では価値がないのです。
  • 「人より頭が悪いと思っている人は、時間でこれを補えばよい。うさぎでない人は、カメであれ」
  • 経営というものは、結局は数字がものをいう。
  • これから求められる新入社員とは 3、世界で最も成長が期待できる中国など新興国での競争に勝つには、あらゆる行動の時間軸を数倍早くしなければならない。
  • 女性が生き生きと働き、高い報酬も堂々ともらう。そういう社会を日本も目指していかなければならない。
  • 「人の総合的な能力は、天才は別として、秀才まで入れてもたかだか五倍、普通は二倍しか違わない。ところが、やる気、士気、意識は100倍ぐらいの差がある。
  • 不況のさなかに毎月のように 出たおみくじの言葉は『奇跡』。その言葉通り、日本電産は収益の急回復を果たし、2009年度の業績予想を4度上方修正し最高益を更新できた。今年の初詣 で出た『あせらず下向きに』は、成長をあせる私の気持ちをおさえよとの格言に違いない。
  • 始業15分前に自主的に出勤してもらい、身の回りの清掃、工場の清掃、機械と工具類の整理整頓を徹底させます。 出勤と同時に機械に電源を入れることで、暖機のために仕掛かりが遅くなることを避けさせます。
  • 「リーダーの強さがそのグループの勝負を決める。すなわち、一匹の狼のリーダーを持つ四九匹の羊の軍団と一匹の羊のリーダーを持つ四九匹の狼の軍団が戦えば、勝つのは一匹の狼のリーダーを持つ軍団である」
  • 京都学派の哲学者、西田幾多郎先生の 「人は人吾はわれ也 とにかくに吾が行く道を吾は行くなり」という言葉が大好きだ。その言葉の通り、これからも常に信念をもって軸のぶれない経営を目指していきたいと思う。
  • 成長の原理は一生懸命働くことだ。中国や韓国、台湾と競争し、生き残っていくには、日本人はもう一度真剣に働くしかない。


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